ホンダ・モトラっぽいけど、2まわり大きい。ベース車両はまさかのクロスカブ!|東京モーターサイクルショー2025

カワサキZ系のカスタムパーツを手がけるピーエムシーが、東京モーターサイクルショーのブースに展示していたのは80年代の名車(迷車?)ホンダ・モトラをモチーフにしたカスタムモデル。同社のカスタムパーツブランド「FULNESS(フルネス)」のデモカーとして製作されたこのバイクには「シン・モトラ」と名付けられていた。
一目でわかる特徴的なスタイルの「ホンダ・モトラ」をクロスカブで再現。

フロントの大きなキャリア、パネルが嵌め込まれたボディサイド、丸い穴の空いたエンジンガードなど、一目でモトラだとわかる特徴的なフォルムの黄色いバイクが展示されていた。展示されていたのはカワサキZ系のカスタムパーツを企画、開発している株式会社ピーエムシーのブース。硬派なカワサキZとは随分雰囲気が異なるが、同社がモンキー125やDAX125、ハンターカブなどのカスタムパーツを手がけるブランド「FULNESS(フルネス)」のデモカーとして制作したもの。クロスカブをベースとしているので、モトラと比べると二回りくらい大きいが、特徴を掴んでいてけっこうモトラっぽい。3Dプリンターを駆使してパーツを製作して「シン・モトラ」と名付けられていた。このまま販売されるのかは未定だが、完成度は高く、キットパーツやコンプリートカーとしてすぐにでも販売されそうな雰囲気。シートの形状や箱型のマフラーなど、再現度が高い。かなりのマニアが手がけたのだろう。

特徴的なサイドの大きなパネルには、型押しでブランドロゴが入れられている。本物のモトラはHONDA。
大きなフロントキャリアとその下の角形ヘッドライトはモトラのアイデンティティ。
フロントキャリアはクロスカブ純正のリヤキャリアを加工して取り付けてある。
リアキャリアはCT125ハンターカブ用を装着している。角ばったリヤフェンダーも特徴的。
箱型サイレンサーのマフラーも製作。ヒートガードも再現度が高い。

本業(?)のZ用パーツでは、Z900RS用に展開している漆黒メッキパーツを旧車にも、ということで、KZ-1000MK2にDRAFT名義で展開しているカスタムパーツを多用し、ブラックメッキ、ブラックアルマイトが施されたパーツを装着したデモカーを展示。漆黒メッキの美しさを再確認。

KZ-1000Mk2に漆黒メッキのパーツを装着。エキパイやサイドカバーの鈍い輝きが渋さ倍増。
ヘッドライトやレールランプのレンズもブラック加工。
キャブレターのファンネルまで漆黒メッキ加工が施されている。

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橘 祐一 近影

橘 祐一