
MOTO FIZZブランドを展開するTANAXは3月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催された第52回東京モーターサイクルショーに出展。様々な新製品が展示されている中、気になるアイテムを発見。「ライザーベース」はシートバッグとタンデムシートの間に挟むプレートなのだが、これがあるだけでバッグの取り付けが超ラクになるのだ。
バイクに荷物を乗せるためにトップケースを取り付けるユーザーも多い。雨風は凌げるし、小物やレインウエアも入れっぱなしでも大丈夫だから便利。それはわかっているんだけど、スポーツバイクなどは別途大型のキャリアが必要だったり、愛車のフォルムが崩れてしまうのが嫌だったり、走りをスポイルしそうで嫌だったりと、ケース否定派も多い。筆者も断然シートバッグ派なのだが、タンデムシートが小さなスポーツ系バイクだとシートバッグも小さめな物しか取り付けできないし、シートがフラットではないバイクは、走行中にバッグがずれてきてしまうこともよくある。自分のバイクにぴったりフィットするシートバッグを探すのは意外と大変だったりする。そこで役に立つのがこの「ライザーベース」というわけ。


参考出品されていた「ライザーベース」は、あらかじめシートに取り付けておくベースのプレート。ベースの取り付けはシートバッグと同様にベルトで行うが、数カ所の取り付け穴があるので、様々なシートの形状に対応。このベースにシートバッグを取り付けることで、ダンデムシートが小さめの車両でも座面がワイドに確保できるので、安定してシートバッグを取り付けでき、走行中にズレる心配も少なくなる。ベースの外周にはいくつものベルト穴があるので、さまざまなサイズのツーリングバッグが取り付けできるほか、バッグ以外も積載できそうだ。縦型のナローと横型のワイドが用意され、発売は10月ごろを予定。価格は未定だが、3〜4000円程度が予想される。


また、バッグの形が崩れないセミハードシェルを採用して人気の「シェルシートバッグ」シリーズも新モデルが参考出品されていた。シェル部分に光沢のあるポリカーボネートが採用されていたほか、シートへの固定ベルトがバッグの内側から固定する方法に変更されたため、ベルトが外に露出せず、見た目がスッキリするほか、駐車中に取り外される心配もなくなった。また、SS以外の2サイズにはワイヤーロックを入れておくポケットも新設されている。こちらの発売は8月頃を予定している。

