4月17日発売! 「ホンダ・Gold Wing Tour」の50周年記念限定車

ホンダ・Gold Wing Tour…374万円〜

ホンダは2025年4月11日、大型プレミアムツアラー「Gold Wing Tour」の新モデルと、誕生50周年を記念した特別仕様車「Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY」を発表した。

両モデルは4月17日よりHonda Dreamで受注期間限定で発売される。1975年に米国で初代モデルが登場して以来、Gold Wingは「The King of Motorcycles」と称され、長距離ツーリングの象徴として進化を続けてきた。今回の新モデルは、その50年の歴史を体現しつつ、最新の技術とデザインを融合させたものとなっている。

「Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY」は受注期間限定での販売となり、価格は3,850,000円(税込)。標準モデルの「Gold Wing Tour」は3,740,000円(税込)で販売される。国内での年間販売計画台数はシリーズ合計で450台とされており、希少性の高いモデルとなっている。

50周年記念モデルの特別装備と外観

「Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY」は、深みのある「ボルドーレッドメタリック」のボディカラーを採用し、サドルバッグにはゴールドの専用ロゴを配置。さらに、センターコンソール部とスマートキー本体にも50周年記念の専用ロゴが施され、特別感を演出している。このモデルは、Gold Wingの歴史と伝統を象徴する一台として位置づけられている。

最新技術を搭載したパワーユニットと快適装備

新モデルには、水冷・4ストローク・OHC(ユニカム)・4バルブ水平対向6気筒エンジン(総排気量1,833cc)を搭載。最高出力93kW(126PS)/5,500rpm、最大トルク170Nm(17.3kgf・m)/4,500rpmを発揮し、力強い走行性能を実現している。トランスミッションは電子式7段変速(DCT)を採用し、滑らかなシフトチェンジと快適な走行を可能にしている。また、燃料タンク容量は21Lで、長距離ツーリングにも対応する。

洗練されたデザインと高い操作性

車体は全長2,615mm、全幅905mm、全高1,430mm(スクリーン最上位置1,555mm)で、シート高は745mm。車両重量は391kgとなっている。フレームはダイヤモンド型で、前輪にはリンク式、後輪にはスイングアーム式(プロリンク、プロアーム)の懸架方式を採用し、安定した走行と高い操作性を実現している。また、最小回転半径は3.4mで、取り回しの良さも確保されている。

ホンダは、Gold Wingの50年にわたる歴史と伝統を受け継ぎつつ、最新の技術とデザインを融合させた新モデルを通じて、ライダーに究極のツーリング体験を提供することを目指している。この新たなGold Wingは、長距離ツーリングの新たなスタンダードを築く存在となるだろう。

主要諸元

車名・型式:ホンダ・8BL-SC79
全長(mm):2,615
全幅(mm):905
全高(mm):1,430(スクリーン最上位置1,555)
軸距(mm):1,695
最低地上高(mm):130
シート高(mm):745
車両重量(kg):391
乗車定員(人):2
燃料消費率(km/L)
国土交通省届出値定地燃費値(km/h):27.0 (60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値(クラス):14.9(クラス 3-2)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m):3.4
エンジン型式:SC79E
エンジン種類:水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ水平対向6気筒
総排気量(cm3):1,833
内径×行程(mm):73.0×73.0
圧縮比:10.5
最高出力(kW[PS]/rpm:93[126]/5,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):170[17.3]/4,500
燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式:圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L):21
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング式
変速機形式:電子式7段変速(DCT)
変速比
1速:2.166
2速:1.695
3速:1.304
4速:1.038
5速:0.827
6速:0.666
7速:0.521
後退:4.373
減速比(1次★/2次):1.795/0.972×2.615
キャスター角(度):30 ゜30′
トレール量(mm):109
タイヤ
前:130/70R18M/C 63H
後:200/55R16M/C 77H
ブレーキ形式
前:油圧式ダブルディスク
後:油圧式ディスク
懸架方式
前:リンク式
後:スイングアーム式(プロリンク、プロアーム)
フレーム形式:ダイヤモンド

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