聞きなれないメーカー?いいえ、老舗です。ファンティック・キャバレロ500 フラットトラックに乗った!

2019年から新戦力の投入で蘇った “ファンティック” 。創業は1968年だが、強く記憶に残っているのは、1980年代のISDE(International Six Days Enduro)や世界選手権トライアルでの活躍。オフロード系に強いイタリアのブランドである。キャバレロは50年前に人気を集めた50ccオフロードバイクから由来している。

REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●株式会社サイン・ハウス
※2022年現在の輸入販売元はモータリスト合同会社(東京都大田区仲六郷2-41-8)
※2020年4月8日に掲載した記事を再編集したものです。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

ディテール解説

キャバレロ500 フラットトラック
オーソドックスな丸型のハウスを持つヘッドランプ。レンズを使用したメインのLEDランプを囲むリングライトのデザインがユニークだ。
キャバレロ500 フラットトラック
ロービームはこの状態。対向車の多い市街地走行ではこんな顔つきで走る事が多い。
キャバレロ500 フラットトラック
一方ハイビームは大きさが異なるランプの5連灯に切り替わる。
キャバレロ500 フラットトラック
φ41mmのフロントフォークは倒立式。車軸ボルトが飛び出さない設計がスマート。シングルディスクブレーキはφ320mmローターをフローティングマウント。ラジアルマウントされた油圧ブレーキキャリパーはBYBRE製対向4ピストンタイプ。ブレンボ系のブランドだ。
キャバレロ500 フラットトラック
水冷ビッグシングルエンジンを搭載。ショートストロークタイプの449ccからは40HPを発揮する。
キャバレロ500 フラットトラック
右出しツインアップマフラーをカバーするゼッケンプレートが勇ましい。
キャバレロ500 フラットトラック
黒リムのスポークホイールに27,5×7,5-19 (140/80-19)チェコ製タイヤを採用。サスペンションはボトムリンク機構を持つカタルニア製のモノショックタイプだ。
キャバレロ500 フラットトラック
スッキリとシンプルなハンドルまわり。黒のパイプバーハンドルはテーパータイプ。タンク上にはシルバープレートが採用されている。
キャバレロ500 フラットトラック
ディマー用ダイヤル式スイッチの採用がユニーク。一番下がシーソー式ウインカースイッチ。中段左がホーン。右は長押しする事でABSをオフできる。パッシングスイッチは人差し指で扱う位置にある。
キャバレロ500 フラットトラック
ハンドル右側スイッチは赤いエンジンキルスイッチと黒いスタータースイッチのみ。スロットルレリーズとグリップはイタリアのdomino製だ。
キャバレロ500 フラットトラック
やや右側にオフセットされたシンプルな液晶表示メーター。デジタル表示の文字が大きく見やすい。タコメーターのメモリは1ブロックで1000rpm。
キャバレロ500 フラットトラック
テールカウルまで一体感のあるダブルシートを採用。タンクから繋がるロングデザインが印象的だ。
キャバレロ500 フラットトラック
パイプステーをあしらったナンバープレートホルダー。テールビューのデザインもなかなか個性的である。

主要諸元

エンジン形式:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ
排気量:449cc
ボア×ストローク:94.5×64mm
最高出力:40HP/7500rpm
最大トルク:43Nm/6000rpm
始動方式:セル式
変速機:6速
全長:2180mm
全幅:840mm
全高:1154mm
シート高:820mm
ホイールベース:1425mm
乾燥重量:150kg
タンク容量:12ℓ
フレーム:クロームモリブデン鋼セントラルチューブフレーム
ブレーキ(前/後):φ320mmディスク/φ230mmディスク/ ABS:2チャンネル式(ABSカット機能付き)
サスペンション(前/後):FANTIC FRSφ41mm 倒立フォーク/FANTIC FRSプリロード調整機構付き
サスペンションストローク(前/後):150/150mm
タイヤ(前/後):130/80-19 / 140/80-19

ライダープロフィール

キャバレロ500 フラットトラック
元モト・ライダー誌の創刊スタッフ編集部員を経てフリーランスに。約36年の時を経てモーターファン バイクスのライターへ。ツーリングも含め、常にオーナーの気持ちになった上での記事作成に努めている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…