【試乗記】発売4年目のCT125・ハンターカブ、新エンジンを搭載するも“らしさ”は不変でした!

年間1万5000台(!)ペースで売れに売れているCT125・ハンターカブが、令和2年排出ガス規制に適合するため、2023年モデルでボア×ストロークを変更した新エンジンを搭載して登場。リヤショックに5段階のプリロードアジャスターを追加したほか、純正アクセサリーも拡充するなど、さらにレジャーモデルとして磨きをかけてきた。最高出力0.3psアップの違いやいかに。

REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

ディテール解説

一般的なモーターサイクルと同様に、トップブリッジとアンダーブラケットでインナーチューブを支持する正立式テレスコピックフォークを採用する。ブレーキディスクはフロントがφ220mm、リヤがφ190mmで、キャリパーは前後ともニッシン製。ABSはフロントのみ。
標準装着タイヤの銘柄はIRC製GP-5のままだが、リヤは荷重指定と速度記号を44Pから50Pに変更。さらに2名乗車時の指定空気圧が追加されており、旧型のフロント175kPa/リヤ225kPaから、新型は1名乗車時:175/225kPa、2名乗車時:175/280kPaとなっている。
リヤショックにプリロードアジャスターが追加されたことが、新型におけるトピックの一つだ。調整段数は5段で、中間の3段目が標準位置となる。なお、ドライブチェーンは新型もノンシールタイプのままだ。ドリブンスプロケットは39Tから38Tへ。
横幅409mm×前後477mmの専用リヤキャリアは、車体色によって塗色が異なる。4か所に荷かけフックがあり、容量70ℓオーバーの大型シートバッグも余裕で積載可能だ。
オールLEDの灯火類は一切変更なし。ヘッドライトは外周の左右がポジションランプ、上段がロービームで、ハイビーム時は上下段とも点灯する。
液晶タイプのコンパクトなメーターも変更はなく、ギヤポジションインジケーターや時計、タコメーターは新型でも追加されなかった。ちなみに弟分の現行クロスカブ110はギヤポジションインジケーターと時計を装備し、タイヤはチューブレスだ。
シートはキーロック式で、その下に容量5.3ℓの燃料タンクがある。

CT125・ハンターカブ(2023年モデル)主要諸元

車名・型式 ホンダ・8BJ-JA65
全長(mm) 1,965
全幅(mm) 805
全高(mm) 1,085
軸距(mm) 1,260
最低地上高(mm) 165
シート高(mm) 800
車両重量(kg) 118
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L)
 国土交通省届出値:定地燃費値(km/h) 63.0(60)〈2名乗車時〉
 WMTCモード値 63.7(クラス 1)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式 JA65E
エンジン種類 空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm³) 123
内径×行程(mm) 50.0×63.1
圧縮比 10.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.7[9.1]/6,250
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 11[1.1]/4,750
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式 セルフ式(キック式併設)
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 5.3
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式4段リターン
変速比 1速 2.500
    2速 1.550
    3速 1.150
    4速 0.923
減速比(1次/2次) 3.421/2.714
キャスター角(度) 27°00´
トレール量(mm) 80
タイヤ
 前 80/90-17M/C 44P
 後 80/90-17M/C 50P
ブレーキ形式
 前 油圧式ディスク(ABS)
 後 油圧式ディスク
懸架方式
 前 テレスコピック式
 後 スイングアーム式
フレーム形式 バックボーン

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著者プロフィール

大屋雄一 近影

大屋雄一

短大卒業と同時に二輪雑誌業界へ飛び込んで早30年以上。1996年にフリーランス宣言をしたモーターサイクル…