嬉しすぎるパワー感。SP武川から登場のCT125ハンターカブの181cc4バルブヘッド、実際どーなの?|【動画・モトチャンプTV】

今や大人気となった原付2種モデルであるホンダCT125・ハンターカブ。カブシリーズのなかでも抜きん出た人気は、元祖CT110をオマージュしたスタイルと優れた走行性能ゆえだ。ただ、原付2種であることの限界はもちろんある。そこで注目したいのが軽2輪登録による制限の解除。軽2輪化を考えるなら、最高のキットがある。それが今回紹介する181cc4バルブヘッドだ!
今回の進行役は左からライターのHIDE川島、SP武川のウッチ〜、それに編集長のチャボだ。

もはやカブ人気の牽引役ともいえそうな存在になったホンダCT125・ハンターカブ。ノーマルのまま乗っても十分に楽しめるモデルだが、カスタムしたりチューニングを楽しむユーザーも多い。それだけ数多くのアフターパーツに恵まれているということで、新車を購入して乗りこなした後でもお楽しみは十分に残されている。今回は数多く販売されているチューニングキットのなかから、注目の新製品をモトチャンプTVで取り上げいる回に注目したい。それというのも、SP武川からCT125・ハンターカブ用として181cc4バルブヘッドとなるキットが発売されたからだ。

キットの全貌はこちらのYouTubeから!

SP武川のキットを紹介

スロットルボディやエアクリーナー、コンピューターがセットになったコンボキット。

SP武川の181cc 4バルブにするキットは2つある。まず一つがシリンダーや4バルブヘッドのほかにビッグスロットルボディキット、FIコンTYPE-e、エアフィルターキットなど必要になるパーツがすべて網羅されたコンボキットだ。単に排気量を拡大して4バルブヘッドとしても、燃調やスロットルボディ、吸排気パーツまで含めたセットアップが必要になる。コンボキットであれば必要となるものが全て揃っているので安心して組み込めるだろう。

こちらは181ccへの排気量アップと4バルブヘッドがメインとなるボアアップキット。サブコンなどは含まれていない。

もう一つのキットがシリンダーやピストン、それに4バルブヘッドだけで構成されるボアアップキットだ。すでにビッグスロットルやサブコン、吸排気パーツを持っていて流用できる人であれば、こちらのキットだけでも問題ないだろう。

ボアアップキットに含まれないがビッグスロットルボディは必須といえるアイテムだ。
排気量アップに伴い排気効率の良いマフラーも必需品になる。

とはいえコンボキットに含まれる吸気系パーツのビッグスロットルボディは専用であることでもわかるように、面倒なセッティングは不要で、簡単にセッティングを合わせることができるためオススメ。ただこのキットに加えて、強化オイルポンプや強化クラッチスプリング、オイルクーラーがあるとさらに安心できる。この他にも必要なパーツは動画内で紹介されているので視聴して確認しよう。また排気効率の良いマフラーはマストアイテム。181cc4バルブにするなら、ぜひ交換して欲しいところだ。

気になるインプレは?

ボアアップキットとコンボキット、双方を装着した場合のパワーチェックは劇的な変化。

純正の124ccから181ccにボアアップするだけでノーマルとは比べものにならないほどの出力が手に入るなる。ところが今回のキットでは吸排気バルブがそれぞれ2つずつある4バルブヘッドが組み合わされている。これがどれだけの違いなのかは誰でもが感じられるほどのもので、今回は動画内でパワーチェックしたグラフを紹介している。一番下の線が純正でその上が181cc4バルブとしつつ美ッグスロットルボディとノーマルエアクリーナー、スポーツマフラーでの性能、さらに上がコンボキット付属のエアクリーナーにした結果だ。3仕様での違いは歴然で、コンボキット付属エアクリーナーを装着した状態では実に16psもの出力を実証している。

ライターのHIDE川島がキット装着車を試乗している。
走行シーンで歯切れの良い排気音がパワフルさを物語っている。

パワーチェックグラフで性能差が歴然となったわけだが、実際に乗るとどう感じるのだろう。今回はライターのHIDE川島が試乗することで確かめている。試乗する前にはスポーツマフラー装着状態でのサウンドチェックをしているが、この時点でパワフルさを音からも実感できる。試乗が始まるとその印象はさらに強くなり、実に心地よいエキゾーストノートとともにCT125・ハンターカブはノーマルとは別物の加速を披露している。

インプレッションを語りつつ、3者3様の感想が飛び出す。

最後に試乗インプレッションが紹介されるのだが、エアクリーナー有り無しでの乗り方や違いをどうするかで会話が盛り上がる。確かにオフロードをメインに走るならエアクリーナーは欲しいところだし、街乗りが多い人でもピークパワーよりトルクアップを重視するなら、やはりエアクリーナーを装着したい。どのような仕様にするかで悩んでいるなら、一度動画を視聴してみて欲しいところだ。弾けるような181cc4バルブヘッドの実力をどのように使うかが見えてくるはずだ。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…