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変形プラモみたいな稀代の珍車
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1981年に発売、近年人気がうなぎ上りの「折り畳み」原付、ホンダ・モトコンポ。小さなボディにきちんと走れる性能を詰め込んだ、盆栽的ガジェット感が魅力のモデルだ。今でも多くの個体が走行できる状態で現存しているが、40年の時を経て、カスタムのレベルも最高潮に達している。
販売状態を最高とする「オリジナル派」を別として、カスタムされたモトコンポをを俯瞰すると、大きく3つのカテゴリが見えてくる。
ひとつは「ボディサイズ至高派」。全長1.2mほどしかない小さなボディをなるべく維持しながら、如何に走行性能を上げるかに掛ける人々だ。
ふたつめは「パネルドレスアップ派」。ほとんどがパネルといってもいいくらいのモトコンポは、平面主体ということもあってパネル面をドレスアップしやすい。ボディをキャンバスに見立て、個性的な外観を実現しちゃう派だ。
みっつめは「狂気の猟犬化派」。モトコンポの外装一式を使っていればなんでも有りなカスタムで、下半身は完全に12インチロードスポーツ化しているモデルなどもある。
今回紹介する3台は、上記ひとつ目の「ボディサイズ至高派」のカスタムだ。スクーターの駆動系でベルトが入っており、スイングアームも兼ねるミッションケースまでぶった切ってサイズを切り詰める、その情熱をご覧いただきたい。
一見チャンバー入りのノーマル.……いやよく見るとエンジン変えてる?
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一見マジでノーマル? と思わせるモトコンポ。実はモトコンポカスタムでは定番中の定番といえる、ホンダのソフトバイク、カレンのエンジンを搭載。……なのだが、実はカレンエンジンをそのまま載せると少しタイヤが後ろにはみでてしまうため、オーナーの茶魔さんのこだわりにより、「エンジン本体をカット」して、ノーマルと同等のホイールベースを確保している。この小ささに切ったはったで合わせるのが「ボディサイズ至高派」の腕の見せ所なのだ。
ノーマルエンジンを極めてみたりも!
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こちらも上と同じく、「ボディサイズ至高派」茶魔さんの作品。エンジンを「あえて」ノーマルとしながら、その非力さをどう補うかをテーマにしている。まずはチャンバーでパワーを稼ぐのだが、やはりノーマルエンジンの1速オートマは動力性能的に限界がある。そこで内部構造を変更し2速化。さらにブレーキ強化で「やっと“フツー”に走れます」(茶魔さん)とのこと。マニアックさにかけてはピカいちのカスタムだ。
限界突破の魔改造……原2スクーターとバトル可能な?ミニミニファイター
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中身がやばそうなオーラが出まくるこちらも、上記同様、茶魔さんの車両。エンジンはホンダの2ストハイパースクーター、ライブDioのエンジンをエンジンマウント加工など魔改造し搭載。さらにアンダーカウルやスポイラーなども装備したハイパーバトル仕様のミニギャングなのだ。