R1の血脈が150cc、125ccモデルに注入! YZF-R15 ABS、YZF-R125 ABS新発売

ヤマハ発動機株式会社は、軽二輪・原付二種クラスにそれぞれ、ロードスポーツモデルの新製品「YZF-R15 ABS」と「YZF-R125 ABS」を10月16日に発売する。

YZF-R15 ABS……..550,000円(消費税10%を含む)
YZF-R125 ABS……517,000円(消費税10%を含む)

“YZF-R”シリーズのDNAを受け継ぐ「YZF-R15 ABS」「YZF-R125 ABS」は“Realize R Spirits”をコンセプトに開発。スーパースポーツのフラッグシップモデル「YZF-R1」で培った技術を織り込んだ走行性能と、次世代“YZF-Rシリーズ”を標榜するデザインを採用し、機能とスタイリングの両立を図った。なお、「YZF-R15 ABS」は155㎤、「YZF-R125 ABS」は124㎤のエンジンを搭載している。

企画の背景

近年各社から変速ギア付きスポーツ車の投入があり、新しいライフスタイルの広がりも手伝って、国内の原付二種の変速ギア付モデルの出荷台数は2019年以降増加傾向にある*。また20代を中心とするエントリーのお客さまも増えている。
一方当社の海外モデル「YZF-R15 ABS」「YZF-R125 ABS」は、欧州、インド、ASEANを中心にロングセラーとして人気があり、国内でもスポーティな走りを求めるお客さまから導入を望む声が寄せられている。 今回の2モデルは、こうしたニーズに呼応し、“Realize R Spirits”をコンセプトに日本仕様として開発した製品だ。“YZF-Rシリーズ”のラインアップ充実とともにエントリー層がバイクライフを始めやすいカテゴリーの構築を図る。※当社調べ

「YZF-R15/YZF-R125」の主な特徴

1)スポーティかつ街中でも扱いやすいハイパフォーマンス型VVA(可変バルブ)搭載155㎤エンジン(124㎤エンジン)

優れたパワー、優れた最高速を照準に開発した155㎤(124㎤)の水冷SOHC・4バルブ・FIの新エンジンを搭載した。低速向けと中高速向けのカム(吸気側)が7,400r/minで切り替わるVVAにより、全域で優れたトルク特性を発揮、良好な加速性能と加速感を得られる。
また「YZF-R1」などと同じ仕組みのアシスト&スリッパークラッチ*と、トラクションコントロールシステムを採用。加減速時にストレスのないシフト操作を実現し、快適な走行性をサポートする。さらに機敏で滑らかなシフトアップ操作を支援するクイックシフターをアクセサリー設定している。
なおラジエターは、水温に応じて冷却水の循環経路を切り変える“バイパス式サーモスタット”方式とし、暖機時間が短く燃費性能に貢献する。
※「A&S」「アシスト&スリッパー」は株式会社エフ・シー・シーの登録商標

2)スポーティな走行性を支える剛性バランスに優れた軽量スリムな車体

軽さと強度剛性のバランスを図ったデルタボックス型フレームを採用しました。左右ピボットの軸間を 209mmとワイドにし強化部材を織り込むことで、優れた走行性を支えています。
また、CdA値*0.293 を達成し優れた高速安定性を実現するフロントカウルやMotoGPマシン「YZR-M1」スタイルのバブルスクリーンに、強度剛性バランスに長けたインナーチューブ径37mmの倒立式フロントサスペンションを採用しています。その他、軽量化とマス集中に貢献する軽量アルミ製リアアーム、ワイドなリアタイヤ(140/70-17)、さらに伏せ気味なポジションのセパレートハンドルなどとの組み合わせにより、軽快でスポーティなハンドリングを実現しています。
※Cd値(車両の持つ空気抵抗係数)にA(前面投影面積)を乗じた係数で、数値が低いほど空気抵抗をうけにくく、最高速に有利となる

3)マルチファンクションLCDメーターなど、所有感や安心感を満たす機能・装備

メーターは、マルチファンクションLCDメーターを採用した。バーグラフ式タコメーターなどの各種情報の表示パターンやレイアウトは、「YZF-R1」のメーターのイメージに合わせて、スーパースポーツらしさを演出。表示画面は、市街地走行に必要な情報を優先的に表示する「Street Mode」と、トラック走行で求められる情報に絞り込んだ「Track Mode」から選択できる。画面の切り替えはハンドル右側の手元「Trip/Info」ボタンで行う。
さらにハイ・ローをひとつのLEDで切り替えるバイ・ファンクションLEDヘッドランプを搭載。明るく、照射範囲が広く、ムラが少ないので夜間走行の負担を軽減する。

4)“YZF-Rシリーズ”のDNAを受け継ぐスタイリング

ホリゾンタルラインを基軸とするシルエット、空力性能に優れたエアマネージメントカウル、M字ダクトや2眼ポジションランプなど、一目で“YZF-Rシリーズ”であることを認識できるスタイリングを継承した。また肉抜き加工したトップブリッジは、「YZR-M1」イメージを再現している。

主要諸元

YZF-R15/YZF-R125のフィーチャーマップ

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