1980年の発売以来、43年が経過した今もなお、ツーリングエンデューロカテゴリーにおいて市場占有率が6割以上という絶対的な王者がBMWのR-GSシリーズだ。前回の大がかりなフルモデルチェンジから9年、ついに新時代の幕開けともいうべきニューモデル〝R1300GS〟が日本へ上陸した。ジャーナリスト松井勉氏による詳細解説および海外試乗記に続き、今回は伊豆で開催されたメディア試乗発表会でのインプレッションをお届けしよう。
REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●ビー・エム・ダブリュー株式会社(https://www.bmw-motorrad.jp/ja/home.html#/filter-all)
ディテール解説
BMW・R1300GS 主要諸元
エンジン型式 空冷/水冷4ストロークDOHC水平対向2気筒、8バルブ、可変カムシャフト
ボア×ストローク 106.5mm×73mm
排気量 1,300cc
最高出力 107kW(145ps)/7,750rpm
最大トルク 149Nm/6,500rpm
圧縮比 13.3:1
点火/噴射制御 電子制御式インテークパイプインジェクション
エミッション制御 クローズドループ制御式三元触媒コンバーター
排ガス基準 EURO 5
最高速度 225km/h以上(ケースOA装備、トップケースOA装備、タンクバッグOA装備:180km/h)
燃料消費率/WMTCモード値(クラス3)、1名乗車時 20.83km/ℓ
燃料種類 無鉛プレミアムガソリン
オルタネータ 650W
バッテリー 12V/10Ah、リチウムイオン
クラッチ 湿式多板、アンチホッピング機能付、油圧式クラッチ
ミッション 常時嚙合式 6段リターン、エンジンブロックに内蔵
駆動方式 カルダンシャフト
フレーム 板金シェル構造のフレーム(ドライブユニットを負荷分担に利用)、リヤフレームはアルミニウムダイキャスト
フロントサスペンション BMWテレレバー、コイルスプリング付きセントラルスプリングストラット
リアサスペンション アルミキャストシングルスイングアーム、BMW Motorradパラレバー
サスペンションストローク、フロント/リア 190mm/200mm
軸距(空車時) 1,520mm
キャスター 112mm
ステアリングヘッド角度 63.8°
ホイール クロススポークホイール
リム、フロント 3.00×19"
リム、リア 4.50×17"
タイヤ、フロント 120/70R19
タイヤ、リア 170/60R17
ブレーキ、フロント フローティングダブルディスク、直径310mm、ラジアル4ピストン固定式キャリパー
ブレーキ、リア シングルディスク、直径285mm、2ピストンフローティングキャリパー
ABS BMW Motorrad Full Integral ABS Pro(バンク角最適化)
全長 2,210mm
全幅 1,000mm
全高 1,490mm
シート高、空車時 850mm(ローダウンOE装備:820mm)
インナーレッグ曲線 1,900mm
車両重量 250kg(スポーツサスペンション装備:260kg、アダプティブビークルハイトコントロール装備:258kg)
許容車両総重量 465kg
最大積載荷重(標準装備時)217kg
燃料タンク容量 約19ℓ
リザーブ容量 約4ℓ
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