フル電動コンパクト「MINI クーパー SE」が寒冷地で快走を披露

フル電動「MINI クーパー SE」が雪上でも走行性能を発揮する理由は「フロア下のバッテリーが生む低重心」

「MINI クーパー SE」は、雪道や凍結路においても、これまでのMINIが受け継いできたゴーカートフィーリングを楽しむことができる。
「MINI クーパー SE」は、雪道や凍結路においても、これまでのMINIが受け継いできたゴーカートフィーリングを楽しむことができる。
MINIは、フル電動コンパクト「MINI クーパー SE」が、どのようなコンディション下でも問題なくパフォーマンスを発揮できることを証明すべく、雪が舞い散る寒冷地へと持ち込んだ。

MINI Cooper SE

あらゆる路面でMINIらしい走りを披露

その走行性能をアピールすべく、雪が舞い散る寒冷地に持ち込まれた「MINI クーパー SE」。
最高出力221PSを発揮するフル電動パワートレインを搭載する「MINI クーパー SE」は、寒冷地を含むあらゆるコンディションにおいて、MINIに期待される走行性能を発揮した。

先代モデルから、トレッドとホイールベースが若干拡大された第5世代MINI 3ドア。最高システム出力160kW(221PS)を発揮する電動パワートレインを搭載する「MINI クーパー SE」は、あらゆる天候化やコンディションにおいても、MINIらしいゴーカートフィーリングを楽しむことができる。

コンパクトでありながらも、高い精度を誇るシャシーは、電気モーターから発生される強大なパワーを路面へと正確に伝達。MINI独自のダイレクトなステアリング特性や高度なブレーキシステムにより、濡れた路面や滑りやすい路面でも最大限の安全性が確保されている。

MINIブランドを率いるステファニー・ヴルストは、MINI クーパー SEのアドバンテージを次のように説明した。

「MINI クーパー SEは、MINIらしいゴーカートフィーリングをEVでも楽しむことができます。ライバルに対しても、MINI独自のポジションを確立していると言えるでしょう。フル電動モデルであっても、最大限のエモーションと最小限の環境負荷を兼ね備えているのです」

低重心設計と専用のサスセッティング

その走行性能をアピールすべく、雪が舞い散る寒冷地に持ち込まれた「MINI クーパー SE」。
MINI クーパー SEは、重量物のリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載したことで、低重心と理想的な前後バランスを実現。滑りやすいコンディションでも、抜群のトラクション性能を発揮する。

凍結した上り坂や下り坂では「アクティブ・スリップ・レギュレーション(Active Slip Regulation)」がトラクションを最適化。330Nmの最大トルクを柔軟にコントロールしながら、確実に路面へと伝えることができる。

電力量54.2kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーを車両のフロア下に搭載し、航続距離は402km(WLTPテストサイクル)。重量物のバッテリーをボディの中心下部に配置したことで、低重心とバランスの取れた重量配分を実現した。この低重心化と、EV専用セッティングが施されたサスペンションを組み合わせたことで、スムーズな路面追従性と、抜群のトラクション性能がもたらされている。

かつてクラシック・ミニは、その極めてコンパクトなボディサイズと、先進的なフロントエンジン・フロントドライブにより、モンテカルロ・ラリーで3度の総合優勝を飾った。

60年前にクラシック・ミニがフレンチアルプスの雪道を安全かつスピーディに走り切ったように、最新のMINI クーパー SEも、グリップレベルの低い氷雪上を安全に走行できる伝統を受け継いでいると言えるだろう。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…