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Ferrari 499P
3台の499Pがハイパーポールに進出
2024年シーズンのWECは予選のフォーマットが変更。まず初めにハイパーカー19台全車による予選が行われ、その後トップ10台が最終的なグリッドポジションを決定するハイパーポールへと進出する。
現地時間の4月20日午後3時25分、12分間の予選セッションを開始。1周4.909kmのイモラ・サーキットを舞台に19台のハイパーカーが一斉にアタックへと向かう。セッション序盤はタイヤを暖めながら、目まぐるしく順位が入れ替わる展開となった。
1分30秒196のトップタイムを記録したのが、プラクティスから好調を維持するフェラーリAFコルセのフェラーリ 499P 50号車。1分30秒221の2番手タイムにポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの ポルシェ 963 5号車(マット・キャンベル/ミカエル・クリステンセン/フレデリック・マコヴィッキィ)、1分30.秒97の3番手タイムにトヨタのGR010 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が続く。
また、フェラーリは83号車(ロバート・クビサ/ロバート・シュワルツマン/イーフェイ・イエ)が5番手、51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)も6番手タイムでトップ10に入り、ハイパーポールに進出した。
フオコがポールポジションを奪取
予選に続いて行われた10分間のハイパーポールもドライコンディションで実施。499P 50号車はアントニオ・フオコがアタックを担当し、1分29秒466をマーク。見事、フェラーリのホームイベントで歴史的なポールポジションを獲得した。
フェラーリ勢は83号車も、アタックを担当したシュワルツマンが1分29秒885をマークして、2番グリッドを確保した。51号車もグイディが1分29秒953で走行し、3番手グリッドを獲得。この結果、並み居るライバルを抑えて、フェラーリ勢がトップ3を独占することになった。
イモラのレースウイークは、プラクティスの段階からフェラーリが圧倒的な強さを見せており、決勝レースでは昨年のル・マン24時間以来となるWEC勝利を目指すことになった。6時間で争われる決勝レースは、現地時間の4月21日午後1時(日本時間午後8時)にスタートする。