GENROQ:12月号特集「THE SPECIAL EDITION」

GENROQ12月号発売中! Special Edition

フェラーリ 296 GTBのフロントスタイル
国内初上陸のフェラーリ 296 GTBを撮りおろし&レポート。
GENROQ12月号は巻頭特集「The Special Edition」に注目。最新のスーパースポーツであるマクラーレン 765LT&ランボルギーニ ウラカンSTOのサーキット試乗記、限定30台の希少なホンダ NSXタイプSのインプレッション、フェラーリ・レジェンド対決「288GTO対F40」など希少なスーパースポーツに焦点をあてた。

スペチアーレという魔力

Recommend:1 初上陸のフェラーリ 296 GTB撮り下ろし!

フェラーリ296GTBのリヤスタイル
全長4565mm、全幅1958mmというボディは非常にワイドに見える。 リヤ周りのデザインは鍛え抜かれたアスリートのようだ。

電動化への流れが加速する自動車界だが、それはスーパースポーツカーの世界も例外ではない。そんな中、フェラーリが発表したハイブリッドスポーツ「296 GTB」が日本に初上陸した。このクルマで何より注目したいのは、エンジンがV6であることだ。

かなり以前からファンの間で現代版ディーノと言われていたのはもちろんV6エンジンであることが理由。これはフェラーリよる完全新開発のエンジンで、バンク角は120度、2基のターボチャージャーはVバンクの内側にレイアウトされる。ハイブリッドのモーターは167ps/315NmでEV走行も可能だ。トータルでの性能は800ps/1055Nmに達する。

フェラーリ296GTBのエンジン
120度のバンク角はエンジンの高さも低く抑えられる。350barのインジェクションを採用し、ターボエンジンながら最高回転数は8500rpmだ。

パワーユニットだけでなくデザインにも注目したい。250LMをイメージしたというだけあって抑揚のあるボディは力強く、F355以来のトンネルバックスタイルを採用してクラシックな雰囲気を漂わす。フロントに設置されたティートレイ、リヤランプ間からせり出すアクティブスポイラーなど、先進のエアロダイナミクスも採用されている。

GENROQ12月号は日本に上陸した296 GTBを撮り下ろし、その魅力を余すところなくレポート。フェラーリの、そして世界のスーパースポーツを牽引する次世代マシンの魅力を感じて欲しい。

Recommend:2 765LTのサーキット初試乗!

マクラーレン765LTの走り
ルーバー付きカーボン製フロントフェンダーやチタン製4本出しエキゾーストパイプが765LTの特徴だ。もちろん他にもカーボン製パーツを多用し、軽量化を実現している。

マクラーレンのスーパーシリーズ最新作、765LTが遂に日本に上陸した。4.0リッターV8ツインターボエンジンは、720Sと較べて最高出力が45ps向上し、車名どおり765psを発揮する。さらに80kgもの軽量化を果たしたほか、空力やシャシーもブラッシュアップしたというまさにスーパースポーツカーである。

マクラーレン765LTに乗り込む荒聖治
室内はリヤにロールケージが装着され、そこに6点式シートベルトが装備されている。テスト車のシートはホールド性が高く、軽量なカーボン製バケットシートが備わっていた。

オートポリスで試乗したのは、720SのGT3マシンをはじめ数多くのミッドシップスポーツカーを試したレーシングドライバー荒 聖治。プロのレーシングドライバーとしての精緻なインプレッションは必見である。

Recommend:3 新型ランドクルーザーの驚異のオフロード性能

水場走路を駆け抜けるランドクルーザー
約700mmの水場走路も新型ランドクルーザーはやすやすと走破して、その性能を見せつけた。

世界屈指のカリスマSUVであるトヨタ・ランドクルーザーが新型へ生まれ変わった。ランクルといえば「どんな状況でも生きて帰ってこられる」という悪路走行性能が世界中で認められ、中東諸国、オセアニア、ロシアなど過酷な路面状況でも耐えうるタフなSUVとして今や確固たる地位を築きあげている。

岩石登坂路を登るランドクルーザー
GRスポーツのみに装備されるサスペンション制御システム「E-KDSS」。 前後のスタビライザーを独立して電子制御(ロック/フリー)することで走行性が向上する。

今回は新型ランドクルーザー(300)をオフロードで試す機会を得た。試乗コースとなった愛知県豊田市の「さなげアドベンチャーフィールド」特設コースに設えられた、岩石登坂路や水深700mmほどの水場走路、滑りやすい土の路面の急坂など、新型はいとも簡単に難所を越えていく。今回のオフロード試乗のキーポイントとなったのはGRスポーツだけに装備されるサスペンション制御システム「E-KDSS」だった。その素晴らしき効果はぜひ本誌で。

【information】
GENROQ 2021年12月号
発売日:10月26日(火)発売
特別定価:1100円(税込)

PHOTO/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)、平野 陽(Akio HIRANO)、田村 弥(Wataru TAMURA)

【関連リンク】
・GENROQ 2021年 12月号

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著者プロフィール

石川亮平 近影

石川亮平

スーパーカー&プレミアムカー雑誌「GENROQ」に在籍しながらも、カジュアルなフレンチカーも大好物な編集…