【モントレー・カーウィーク】ストラトス ゼロとブルドッグのオーナーがペブルビーチでW受賞

伝説的名車「アストンマーティン ブルドッグ」がペブルビーチのウェッジシェイプ後期クラスウイナーに【動画】

1979年に発表された「アストンマーティン ブルドッグ」が、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスの「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・レイト」のウイナーに輝いた。
1979年に発表された「アストンマーティン ブルドッグ」が、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスの「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・レイト」のウイナーに輝いた。
英国ブリッジノースを拠点とするクラシック・モーター・カーズ(Classic Motor Cars Ltd:CMC)がレストアを手掛けた「アストンマーティン ブルドッグ」が、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスの「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・レイト」クラスでウイナーに輝いた。

Aston Martin Bulldog

2021年にCMCのレストアが完了

アストンマーティン ブルドッグを2019年に入手したオーナーは、コンセプトカーのレストアに定評のあるクラシック・モーター・カーズに車両を託した。2021年にレストアが完成し、ペブルビーチで栄冠を手にすることになった。
アストンマーティン ブルドッグを2019年に入手したオーナーは、コンセプトカーのレストアに定評のあるクラシック・モーター・カーズに車両を託した。2021年にレストアが完成し、ペブルビーチで栄冠を手にすることになった。

第73回ペブルビーチ・コンクール・デレガンス(Pebble Beach Concours d’Elegance)が、2024年8月18日にカリフォルニアのペブルビーチにおいて開催された。今回、「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・レイト」に参加した「アストンマーティン ブルドッグ」は、1979年に市販最速のスーパースポーツとして開発された。しかし、最高速度200mph(321km/h)という開発目標に届かず、プロジェクトは中止されている。

「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・アーリー」のウイナーに輝いた、ランチア ストラトス HF ゼロも所有するコレクターのフィリップ・サロフィムは、2019年にブルドッグを入手。クラシック・モーター・カーズのリチャード・ガントレットにレストアを託した。すべてのレストア作業は2021年に完了し、その年のハンプトン・コート・コンクール・オブ・エレガンスでお披露目されている。

クラシック・モーター・カーズのマネージングディレクターのティム・グリフィンは、今回の受賞を受けて次のように喜びを語った。

「これは私たちにとっても素晴らしい成果です。素晴らしい車両との長い旅路、そしてペブルビーチ・コンクールでのクラス優勝は、クラシック・モーター・カーズの素晴らしいチームと、プロジェクトに対する私たちの献身を証明するものです」

ストラトス HF ゼロとダブル受賞

今回栄冠に輝いたブロッックのオーナーであるフィリップ・サロフィムは、「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・アーリー」を制したランチア ストラトス HF ゼロも所有している。
今回栄冠に輝いたブルドックのオーナーであるフィリップ・サロフィムは、「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・アーリー」を制したランチア ストラトス HF ゼロも所有している。

アストンマーティン ブルドッグは、2023年6月にスコットランドのキャンベルタウンで、アストンマーティンのワークスドライバーであるダレン・ターナーのドライブにより、205.4mph(330.5km/h)を記録。開発当初にアストンマーティンが掲げていた、200mphという目標を打ち破っている。

サロフィムが所有するランチア ストラトス HF ゼロも、過去のイベントではクラシック・モーター・カーズがサポートしており、今回のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは、「ウェッジシェイプ・コンセプトカー&プロトタイプ・アーリー」クラスでウイナーに輝いている。

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで2つの栄冠を手にしたサロフィムは、クラシック・モーター・カーズのハードワークに賞賛を送った。

「アストンマーティン ブルドッグが、地球上で最も権威あるコンクールでクラス優勝を果たしたことに、私は有頂天になっています。これはクラシック・モーター・カーズの全チームと、この感動的なプロジェクトに身を捧げたすべての人々の努力、勤勉さ、そして信じられないほどのスキルがあったからこそです」

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスを動画でチェック!

イタリア・コモ湖で開催されたコンクールデレガンスにおいて、コッパ・ドーロ賞を獲得したアストンマーティン ブルドッグ。

幻のスーパーカー、アストンマーティン ブルドッグ復活! 6000時間をかけてレストアされ権威ある賞を獲得

クラシック・モーターカーズ(Classic Motor Cars)がレストアしたアストンマーティン ブルドッグが、5月20日~22日にイタリア・コモ湖畔で開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ(Concorso d’Eleganza Villa d’Este)」においてコッパ・ドーロ賞を獲得した。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…