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Lamborghini Polo Storico
商業的にも成功を収めた2024年
2024年は、ポロストリコやランボルギーニ・コレクターにとって忘れ難い瞬間が数多く訪れることになった。国際的な権威を持つコンクールデレガンスでの受賞をはじめ、世界中で多くのヒストリックイベントに参加。クラシック・ランボルギーニのレストア作業やパーツの供給、車両認証に関しても成功を収めており、ポロストリコ設立10周年を迎える2025年に向けて、重要なマイルストーンを刻んだ1年になった。
アウトモビリ・ランボルギーニのアフターセールスディレクターを務めるアレッサンドロ・ファルメスキは次のように2024年を振り返った。
「2024年は、ランボルギーニ・ポロストリコのチーム全体にとって挑戦的な1年になりました。同時に豊かな感謝の念にも満ちた1年だったとも言えるでしょう。私たちは認証プロセスやレストアに関して、商業的に素晴らしい成果を達成しただけでなく、世界中のお客様やエンスージアストの皆様とランボルギーニの歴史を共有し、高め合うことができたと考えています」
ジュネーブに送り込まれた「350GT」
2024年2月、ポロストリコはスイスのサンモリッツで開催された「The ICE」に参加した。ランボルギーニ・ミュージアムから2台のアイコニックなモデルを持ち込み、凍結した湖の上でデモンストレーションランを行った。1968年製「400 GT 2+2」と1973年製「ハラマ S」はどちらもランボルギーニ製V型12気筒エンジンを搭載した貴重なモデルだ。
3月には、1964年のデビューを記念し、ランボルギーニ初の市販モデル「350GT」が、デビューの地ジュネーブへと運ばれた。5月には「ヴィラ・デステ・コンコルソ・デレガンツァ」において、4台のクラシック・ランボルギーニを展示。1967年製「ミウラ P400」と1976年製「カウンタック LP400」は、審査員から最高のサウンドに贈られる「イル・カント・デル・モトーレ賞」を受賞した。
この時はポロストリコが認定した1990年製「カウンタック 25th アニバーサリー」や、認定取得のため現在も分析が続く1999年製「ディアブロ GT」も公開。5月にはランボルギーニ・デイUKが主催するイベントに「ディアブロ SV」と「カウンタック LP 400」を送り込んだ。
レヴエルトと対峙したカウンタック LP 400
9月は、カウンタック50周年に関連する様々なイベントに参加。9月12~15日にフランスのシャンティイ城で開催された「シャンティイ・アート&エレガンス 2024」には、カウンタック専用クラスが設けられ、最初に製造された生産モデル「カウンタック LP400(シャシーナンバー001)」が一般公開された。
この歴史的なカウンタック LP400 シャシーナンバー001は、現在最新モデルのレヴエルトが生産されている、サンタアガタのオリジナル生産ラインに持ち込まれ、ランボルギーニ製V12エンジンの過去と現在を対峙させるフォトセッションも実施された。
10月にボローニャで開催された「オート・エ・モト・デ・エポカ」では、現在レストア中の1968年製「ミウラS」のボディと認証取得中の1994年製「ディアブロ SE」を展示。11月のランボルギーニ・デイ・ジャーマニーのイベントでは、ポロストリコが認証した3台のクラシック・ランボルギーニを展示している。
ランボルギーニ・デイ・ジャパンでは、ポロストリコがサポートした30台のクラシック・ランボルギーニを含む131台の車両が東京の街をパレード。ポロストリコは、2024年を通して様々なイベントに幅広く参加することで、ヒストリックモデルを重視するランボルギーニの姿勢をアピールしている。
着実な成長を続けるポロストリコは、2025年に10周年を迎える。この重要な節目の年は、世界中の国際的なヒストリックカーイベントをはじめ、世界的なコンクールデレガンスへの参加を予定しているという。