【ニューヨーク・ショー2023】ジープ ラングラー 2024年モデル登場

2024年モデル「ジープ ラングラー」がデビュー「ウインチを標準装備して内外装もアップデート」【動画】

エクステリアや装備をアップデートし、ウォーン製ウインチの採用など、オフロード性能も向上させた「ジープ ラングラー」2024年モデル。
エクステリアや装備をアップデートし、ウォーン製ウインチの採用など、オフロード性能も向上させた「ジープ ラングラー」2024年モデル。
ジープはオフロード4WD「ラングラー」の2024年モデルを発表した。4WDパフォーマンスを史上最高レベルにまで高め、ウォーン・インダストリー社製ウインチを標準搭載。エクステリアにはアイコニックな7スロットグリルを導入し、サイドカーテンエアバッグや12.3インチ・タッチスクリーンラジオを標準装備する。

Jeep Wrangler MY24

米国で最も人気のPHEVモデルに成長

ニューヨーク・オートショーで行われた、2024年モデル「ジープ ラングラー」の発表イベント。
2024年モデルのラングラーでも、PHEVを含む幅広いパワートレインラインナップは健在。内外装や装備類をアップデートし、商品力が大幅に向上した。写真はニューヨーク・オートショーで行われた発表イベントに登場したクリスチャン・ムニエCEO。

2024年モデルの「ジープ ラングラー」は、オフロード性能、ひと目でジープと分かるデザイン、プラグインハイブリッドを含む先進のパワートレイン、優れたオンロード&オフロードパフォーマンス、充実の安全・ドライバー支援機能が追求された。

世界屈指のオフロード性能を持ち、アイコニックなエクステリアを持つラングラーを進化させるにあたり、ジープのエンジニアは、ラングラーらしさを失わせることなく、現代のSUVや4WDに求められる安全性や快適性を大きくアップデートさせた。

2024年モデルも、2.0リッター直4ターボに電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ、3.6リッターV型6気筒ガソリン、6.4リッターV型8気筒ガソリンと、幅広いパワーユニットをラインナップ。アメリカで最も販売されているPHEVモデルに成長した「ラングラー 4xe」には、より求めやすい価格のエントリー仕様「ラングラー スポーツS 4xe 」が追加されている。

ジープ・ブランドのクリスチャン・ムニエCEOは、ラングラーの2024年モデルについて次のようにコメントした。

「ラングラーは、ジープ・ブランドのスピリットとソウルを体現した、アドベンチャーヒーローと言える存在です。デビュー以来、世界中で約500万台のラングラーが販売され、世代を重ねるごとに4WD性能を進化させてきました。2024年モデルでは、これまでで最も高性能なラングラーになるべく、より多くのテクノロジー、快適性、安全性を進化させています。アメリカで最も売れているPHEVである『4xe』を含め、4種類のパワートレインから自由に選択することができます」

大容量ウォーン製ウインチを標準搭載

2024年モデル「ジープ ラングラー」に標準搭載されたウォーン・インダストリー社製ウィンチ。
オフロード性能が大幅に向上した2024年モデルのラングラーには、8000ポンド(約3628kg)までの牽引能力を持つウォーン・インダストリー社製ウインチが標準装備された。

エクステリアには、新形状7スロットグリル、ウインドシールド一体型トレイル対応ステルスアンテナを採用。10種類の新デザイン・アロイホイール、専用スカイワンタッチ・パワートップを含む、複数のオープンエア・オプションをラインナップする。 

シャシーにフルフローティング「Dana 44 HD」リヤアクスルを導入し、より簡単にタイヤサイズアップが可能になった。また、クロールレシオを「100:1」に設定。クロールレシオはジープにより数値化されたトラクション性能であり、トランスミッションの1速ギヤ×トランスファーケース4WDの減速比×最終減速比の値となる。従来のルビコンの「79.2:1」から、クロールレシオが大きく進化を果たしている。

標準搭載されるウォーン・インダストリー社製ウインチは、8000ポンド(約3628kg)までの牽引能力を持ち、オフロードにおけるユーティリティ性能が大幅に向上。また、リヤバンパーに牽引フックを装着することで、5000ポンド(約2267kg)までのトレーラーを牽引可能だ。

12.3インチ・タッチスクリーンを採用

2024年モデル「ジープ ラングラー」のインテリア。
インテリアには、最新の「Uconnect 5」システムを備えた、クラス最大サイズとなる12.3インチ・タッチスクリーン・ラジオが標準搭載される。

インテリアには、12ウェイ・パワーアジャスタブル・フロントシート、クラス最大サイズとなる12.3インチ・タッチスクリーン・ラジオを採用。タッチスクリーンを含むインストゥルメントパネルには「Apple CarPlay」と「Android Auto」へのワイヤレス自動接続を備えた、最新の「Uconnect 5」システムが導入されている。

安全性も大幅に高められ、1列目と2列目のシートにはサイドカーテン・エアバッグの標準装備。スポーツS以上のモデルには、前方衝突警報、停車機能付きアドバンスド・クルーズコントロールを標準搭載する。

2024年モデルのラングラーは「スポーツ(Sport)」「ウィリス(Willys)」「サハラ(Sahara)」「ハイ・アルティチュード(High Altitude)」「ルビコン(Rubicon)」「ルビコン 392(Rubicon 392)」の各モデルをラインナップ。

すでに全米のディーラーにおいて予約オーダーがスタートしており、2023年後半からデリバリーを開始。日本への導入も決定しているが、導入次期は未定となっている。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…