フィアットのミニバン「ドブロ」が日本導入開始「5人乗りと7人乗りをラインナップ」「ステランティス・グループで3台目」

公開日 2023/05/12
更新日 2023/05/15
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著者ゲンロクWeb編集部

ステランティス・ジャパンは、フィアット・ブランドに新たに加わったミニバン「ドブロ」を5月11日から、全国のフィアット正規ディーラーにおいて発売を開始した。日本市場では5人乗りの「ドブロ」と、7人乗りのロングホイールベース仕様「ドブロマキシ」をラインナップする。

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FIAT DOBLO

1.5リッター直3クリーンディーゼルを搭載

日本に導入されるのは、130PSを発揮する1.5リッター直列3気筒「BlueHDi」クリーンディーゼルターボとなる。

日本市場には、5人乗りの「ドブロ」と、7人乗りの「ドブロマキシ」が導入される。エクステリアはフィアットらしい丸みを感じさせる造形ながらも、ブラックで各部をコーディネートし、精悍で力強い個性を演出。フロントセクションにはヘッドライトから伸びる一本のラインが入れられており、フィアットのエンブレムと共にシャープな印象を手にしている。

ルーフレールは標準装備となり、サイドに施されたエアバンプと合わせて実用性とデザイン性をアピール。さらに、リヤゲートは車両後方に十分なスペースがない場合でも、40cmほどのスペースがあれば、ガラス部分のみをコンパクトに開けてラゲッジへとアクセスすることが可能だ。

パワートレインは最高出力130PSを発揮する1.5リッター直列3気筒「BlueHDi」クリーンディーゼルターボエンジンを搭載。ミニバンながらもら一般道から高速道路、悪路までもカバーする高い走破性を実現したという。また、18.1km/ℓ（WLTCモード）という高い経済性も確保されている。

長距離ドライブでも疲れにくいシート

2列目には3座独立式リヤシートを採用。ゆったりとした3名分の座面幅が確保されており、長距離ドライブでも疲れにくいインテリアを実現した。

ブラックカラーでコーディネートされたシックなインテリアに、実用的な装備類が組み合わせられた。直感的に操作可能なコックピットや、８インチ・タッチスクリーン、レザー製ステアリングホイールなどが標準装備される。

フロントシート周辺に配置された8ヵ所の多彩な収納スペースを配置。3座独立式リヤシートは、ゆったりとした同サイズの座面幅が確保されており、長距離ドライブでも疲れにくい設計となっている。

「ドブロマキシ」に設定されている3列目の2座独立シートは、130mmのスライド幅に加えて、脱着も可能。様々なシーンに合わせて多様なシートアレンジが可能だ。

「ジブン時間」を重視するミニバン

プジョーリフター、シトロエンベルランゴの兄弟車として開発された「フィットドブロ」。他の2台とは異なる個性を持ち、「ジブン時間」をテーマに開発されている。今回の発表会では未だ高い人気を誇る500などのラインナップも展示された。

ドブロは、ステランティスとして、日本国内で展開する3番目のミニバンとなる。オシャレで洗練された「シックなギア」として人気のプジョーリフター、「ファミリーや仲間とアウトドアで楽しく遊べるクルマ」でお馴染みのシトロエンベルランゴ。どちらのモデルも、日本市場で高い人気を集めている。

この2モデルに加えて、日本導入が決まった「フィアットドブロ」は、「趣味を堪能するオトナの遊びゴコロを楽しめるクルマ」として開発。「ジブン時間」がキーワードとなっている。今回、プジョーリフターとシトロエンベルランゴに続き、ドブロがラインナップに加わったことで、近年のアウトドアブームやキャンプブームにより、拡大を続ける日本国内のミニバン市場において、より多くの選択肢が揃ったという。