目次
Lamborghini Urus Essenza SCV12 Special Edition
エッセンツァ SCV12のオーナー専用モデル
2020年、ランボルギーニは最高出力830PSを発揮する6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載したサーキット専用モデル「エッセンツァ SCV12」を発表した。今回、40台のみが製造されたエッセンツァ SCV12のオーナーのためだけに、ウルス ペルフォマンテをベースとするスペシャルエディションが製作されている。
ランボルギーニのヘッド・オブ・デザインを務めるミティア・ボルケルトは、ウルス エッセンツァ SCV12 スペシャルエディションについて次のように説明する。
「ウルス エッセンツァ SCV12 スペシャルエディションは、これまで私たちがデザインした中で、最も表現豊かで緻密なカラーリングが採用されています。 エッセンツァ SCV12の40名のお客様のために、専用デザインを施しました」
「カラーリングは、ウルスにさらにスポーティなプロポーションを加えるため、ロワボディをブラックにペイントし、それぞれのエクステリアカラーはエッセンツァ SCV12の専用カラーと直接リンクしています。そして、フロント、サイド、リヤをグラフィカルにつなぐカラーピンストライプも組み合わせました」
エッセンツァ SCV12に対応したカラーリング
ウルス エッセンツァ SCV12 スペシャルエディションは、グロス仕上げかマット仕上げのネイキッドカーボンファイバー製エレメントを採用。カスタマーが選んだボディワーク処理に対応し、エンジンフードやルーフだけでなく、ロッカーカバー、ミラー、リヤのロゴ・フレームもカーボンファイバー製となる。
サーキット専用のエッセンツァ SCV12をイメージし、ランボルギーニのチェントロ・スティーレのデザイナーは、カスタマーのエッセンツァ SCV12に対応した専用のカラーパターンを制作。各車両の塗装はランボルギーニ社内のペイントショップで行われた。
どのカラーパターンも、ボディの専用カーボンファイバー製コンポーネントに合わせてデザインされており、ロワボディはブラックに統一。ルーフアーチにはコントラストカラーのピンストライプが入れられ、ウルスのシルエットをより際立たせている。ホイールとキャリパーは、カスタマーが自由に組み合わせることが可能だ。
ダッシュボードに専用プレートを配置
インテリアは専用「ネロ・コスムス(Nero Cosmus:ブラック)」のアルカンターラとレザーの組み合わせ。ここにグロス仕上げかマット仕上げのカーボンファイバー製トリム、ブラック・アルマイト製エレメント、レッド・コントラストを強調した「ダーク・パッケージ」が採用されている。
ダッシュボードには専用の「Essenza SCV12」ロゴとモデルシルエットが入ったキックプレートを装着。パッセンジャーコンパートメントには、ランボルギーニの60周年記念ロゴと、車両番号かカスタマー名を記したカーボンファイバー製プラークも取り付けられている。
ベースとなったウルス ペルフォマンテは、最高出力666PS、最大トルク850Nmを発揮する4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。大幅な軽量化と、最適化されたエアロダイナミクスの採用により、SUVながらも0-100km/h加速はわずか3.3秒、306km/hの最高速度を実現している。