プジョーの新コンセプトインテリア「パノラミック i-COCKPIT」

プジョーの特徴的な室内が新型「3008」でパノラミックに進化「デビューは2023年9月予定」

新型電動SUV「プジョー3008」に搭載される、最新世代インテリア「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」。
2023年9月にワールドプレミアされる新型電動SUV「プジョー3008」に搭載される、最新世代インテリア「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」が公開された。
電動化戦略を進めるプジョーは、2023年9月にミドルサイズSUV「3008」をフルモデルチェンジし、電動ファストバックSUVに生まれ変わらせる。今回、新型3008に導入される、新たなコンセプトのインテリア「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」を先行公開した。

PEUGEOT panoramic i-COCKPIT

1000万台に搭載された「 i-COCKPIT」が進化

新型電動SUV「プジョー3008」に搭載される、最新世代インテリア「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」。
プジョーのインテリアの代名詞だった「プジョー i-COCKPIT」が、「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」へと進化。新型3008を皮切りに、順次導入されいく。

斬新なエクステリア、新次元のドライビングプレジャー、先進の電動パワートレインを搭載した新型「プジョー 3008」は2023年9月にワールドプレミアを予定。新型3008は、新たに開発された「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」を採用する初のモデルとなる。

10年以上にわたり、約1000万台の車両に搭載されてきた「プジョー i-COCKPIT」は、デジタルメータークラスター、ワイヤレス接続、音声コマンド、3D効果、カスタマイズ可能な「i-Toggle」などの最新テクノロジーが搭載されてきた。今回、先行公開された「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」は、この「プジョー i-COCKPIT」を大きく進化させ、ダッシュボードの上に21インチ・高解像度曲面パノラマスクリーンを浮かぶように配置。新形状のコンパクトなステアリングホイールと、タッチセンサースイッチ「i-Toggle」も健在だ。

ドライビングを安全に楽しむための機能と、車内での快適性を追求した広々とした空間を両立。仕上げと高級感のある質感にこだわり、これまでにないマテリアルを採用した。さらに、新型3008からは新たなコネクテッドサービスも導入されるという。

浮遊感のある21インチパノラマスクリーン

新型電動SUV「プジョー3008」に搭載される、最新世代インテリア「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」。
ヘッドアップディスプレイと、大型のセンタータッチスクリーンを統合した、21インチ・高解像度曲面パノラマスクリーンが、まるで浮遊しているように配置される。

「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」は、ヘッドアップディスプレイと、大型のセンタータッチスクリーンを統合。21インチ・高解像度曲面パノラマスクリーンは、ダッシュボードの左端からセンターコンソールまで、ワイドに配置される。

このパノラマスクリーンは、背面でダッシュボードに取り付けられており、パッセンジャーコンパートメントからは、まるでダッシュボードの上に浮いているようにも見える。この“浮遊感”は、スクリーンの下にある8色のLEDアンビエントライトによってより強調されるという。21インチ・パノラマスクリーンは、人間工学に基づき最適な位置に配置。ドライバーに向かってわずかにカーブしているが、右側のパッセンジャーもすべての機能にアクセスすることができる。

パノラマスクリーンの左サイドには、運転に関連するすべての情報(スピード/パワーメーター/ドライビングエイド/エネルギー残量など)など、メータークラスターとしての機能が持たされた。一方、右サイドは運転手と助手席の両方からアクセス可能なタッチスクリーンセクション。こちらはエアコン/ナビゲーション/メディア/コネクティビティシステムなどの操作できる。

ATセレクターをダッシュボードに移動

新型電動SUV「プジョー3008」に搭載される、最新世代インテリア「プジョー・パノラミック i-COCKPIT」。
オートマチック・トランスミッションのセレクターをダッシュボードへと移動させることで、センターコンソールに収納スペースが追加されている。

ダッシュボードの中央には、カスタマイズ可能なタッチセンサースイッチ「i-Toggle」を配置。このスイッチは、お気に入りの電話番号、よく使うナビゲーションの目的地、お気に入りのラジオ局へのチューニング、エアコンの最適温度設定など、ユーザーのお気に入りの10機能に素早くアクセスできるようにプログラムすることができる。

センターコンソールは、収納スペースやスマートフォンのワイヤレス充電のためのスペースを増やすため、風通しの良いすっきりとしたデザインを採用。オートマチック・トランスミッションのセレクターをダッシュボードへと移動させることで実現された。ATのセレクターはステアリングホイールの右側、「ストップ/スタート」ボタンのすぐ隣に設置されている。

コンパクトなステアリングホイールは、より優れたドライビングフィールと快適性を提供するため、大幅な改良が施された。中央のクッションを小型化し、スポークから分離させることで、ダッシュボードのパノラマスクリーンのような浮遊感を演出。ステアリングホイール上のコントロールスイッチは、ドライバーの指を自動的に検知し、押したときのみ作動する「タクタイル・クリック」を採用した。

ヨーロッパで高い人気を続けるプジョー 2008が内外装をアップデート。BEVの「e-2008」は最新世代の電動パワートレインが搭載された。

コンパクトSUV「プジョー 2008」がフェイスリフトを実施「BEV仕様の航続距離は400kmオーバー」【動画】

プジョーのBセグメントSUV「2008」の改良新型がデビューした。今回のフェイスリフトでは、よりSUVらしさを強調したエクステリアにアップデート。インテリアの「i-Cockpit」には、10インチ大型高精細ディスプレイが採用された。また、フル電動モデル「e-2008」 は、航続距離が406kmに延びている。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…