モータースポーツイベントでフェラーリのル・マン制覇をフィーチャー

ジョヴィナッツィがイタリア・トレントで開催されるイベントで語った「ル・マン24時間レース」勝利秘話

会場には、フェラーリ・AFコルセのフェラーリ 499P 51号車も展示。アントニオ・ジョヴィナッツィが登場し、多くのファンが記念撮影を行っている。
会場には、フェラーリ・AFコルセのフェラーリ 499P 51号車も展示。アントニオ・ジョヴィナッツィが登場し、多くのファンが記念撮影を行っている。
イタリアのスポーツ新聞ガゼッタ・デロ・スポルト(La Gazzetta dello Sport)が主催するモータースポーツイベント「スポーツ・フェスティバル(il FESTIVAL dello SPORT)」が、10月12〜15日にイタリア・トレントで開催。13日にはフェラーリのル・マン24時間レースにおける劇的な勝利を記念したトークセッション「フェラーリ・ル・マン」が実施された。

2024年のル・マン制覇をフィーチャー

4日間行われたモータースポーツイベント「スポーツ・フェスティバル」、2日目にフェラーリからアントネッロ・コレッタとアントニオ・ジョヴィナッツィが参加したトークセッションが開催された。
4日間行われたモータースポーツイベント「スポーツ・フェスティバル」、2日目にフェラーリからアントネッロ・コレッタとアントニオ・ジョヴィナッツィが参加したトークセッションが開催された。

2023年の世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レースにおいて、フェラーリAFコルセのフェラーリ 499P 51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョヴィナッツィ)が、最大のライバル、トヨタ・ガズーレーシングのトヨタ GR010 ハイブリッドを破り、見事優勝を手にした。

1年前のスポーツ・フェスティバルでは、WECのLMGTE Proクラスに参戦するフェラーリ 488 GTEにスポットライトが当てられたが、今回行われたトークセッション「フェラーリ・ル・マン」では、499Pでトップカテゴリーへの復帰を果たした、フェラーリのWECプログラムにスポットライトが当てられることになった。

チームメイトを称えたジョビナッツィ

フェラーリのWECプログラムに起用されたジョビナッツィは、6名のドライバーによる良好な協力関係が、参戦初シーズンのル・マン制覇に繋がったと指摘する。
フェラーリのWECプログラムに起用されたジョビナッツィは、6名のドライバーによる良好な協力関係が、参戦初シーズンのル・マン制覇に繋がったと指摘する。

「フェラーリ・ル・マン」には、フェラーリ・エンデュランス&コルセ・クリエンティ・グローバル責任者のアントネッロ・コレッタと、51号車をドライブしたアントニオ・ジョヴィナッツィが参加。ル・マン24時間レースに関する、様々な裏話を披露している。

「499Pのシェイクダウンから1年も経たないうちに、ル・マンで優勝することができました。これは、にわかに信じられないほど素晴らしい結果です。さらに、デビュー戦のセブリング12時間ではポールポジションを獲得し、現時点で第6戦富士6時間レース以外の全戦で表彰台に上ったのですから」と、コレッタ。

「ル・マンの2週間後には、フェラーリの全従業員と一般ファンのために、祝勝会も行われています。マラネロだけでなく、イタリア全土から、そしてさらに遠方からも多くのファンが参加してくれました。私たちにとっても記念すべき1日になりました」

厳しいレースを走り切ったジョビナッツィは、共に戦ったチームメイトを讃えている。

「耐久レースへの参戦は、ふたりのチームメイトとマシンを共有することを意味します。あらゆる情報を出し合うことが、マシンを進化させ、良い結果を残すための鍵になるからです。アレッサンドロ、ジェームス、私の3人、そして50号車をドライブするチームメイトのアントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセンとは、素晴らしい関を築くことができました」

WEC最終戦バーレーン8時間レースに向けて、フェラーリのオフィシャルドライバー9名が参加した、トレーニングキャンプが実施された。

「フェラーリのワークスドライバーがビーチバレーに挑戦?」WEC最終戦バーレーンに向けたトレーニングキャンプの中身

世界耐久選手権(WEC)にフェラーリ 499Pで参戦するフェラーリ・AFコルセのワークスドライバーがイタリア・ローマに集結。最終戦バーレーン8時間レース(11月2〜4日)に向けた、トレーニングキャンプを行った。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…