新世代MINI第1弾「MINI カントリーマン」日本導入開始

新型「MINI カントリーマン」が予約開始「ガソリン&ディーゼル搭載モデルから導入」

新世代MINI第一弾モデル「MINI カントリーマン」の日本導入が開始された。
新世代MINI第一弾モデル「MINI カントリーマン」の日本導入が開始された。
MINI クロスオーバーから生まれ変わり、MINI次世代モデル第1弾のプレミアムコンパクトSUV「MINI カントリーマン」が日本デビューを飾った。フル電動モデルは現時点で日本市場に投入されず、高効率ガソリンとクリーンディーゼル搭載モデルが導入される。

MINI Countryman

ディーラーと公式サイトで予約を開始

3世代にわたって進化を続けてきた「MINI カントリーマン」。
3世代にわたって進化を続けてきた「MINI カントリーマン」。新型MINI カントリーマンからは、従来の正規ディーラーだけでなく、新たに「MINIオンライン・ストア」での注文が可能になった。

ビー・エム・ダブリューは、全国のMINI正規ディーラーにおいて、11月21日から新型「MINI カントリーマン」の予約注文の受付を開始した。併せて、MINIの公式ウェブサイトにおいても、予約注文の受付をスタート。デリバリーは2024年第1四半期以降を予定している。

新型MINI カントリーマンは、日本においては「MINI クロスオーバー」のネーミングで、2011年から第4のMINIモデルとして導入を開始。以降、多くのMINIファンに親しまれ、2017年には2代目に進化した。今回、3代目デビューに合わせて、従来の呼称「クロスオーバー」から「カントリーマン」に変更。革新的なデザインと機能を備え、新世代MINIの第1弾モデルとして日本デビューを飾った。

今回、エクステリアとインテリアのデザインを完全に刷新。サイズアップに伴い、よりSUVらしく、力強さを向上させた。さらに、内外装の素材からクロームパーツやレザーを排除し、代わりにリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを導入。サステナブルかつ将来を見据えた次世代モデルであることをアピールしている。

パワートレインはガソリンエンジンとディーゼルエンジンを用意。駆動方式はFWD、AWDが選択可能で、幅広いニーズに応えられるラインナップを取り揃えた。

新型MINI カントリーマンから、新しい取り組みとして、次世代を見据えた販売チャンネルでの販売が決まった。従来、MINIの新車はMINI正規ディーラーでのみ注文の受付を実施していたが、今後に発表される全てのMINIは、顧客のライフスタイルの変化に柔軟に対応。いつでもどこでも365日24時間利用可能な、MINIオンラインストアからの注文が可能になった。

4種類の内燃機関モデルを導入

新世代MINI第一弾モデル「MINI カントリーマン」のエクステリア。
欧州ではフル電動モデルが発表されているクロスカントリーだが、日本市場にはまずガソリンとディーゼルの内燃機関搭載モデル4種類が導入される。

日本市場には、まず4種類のパワートレインの導入が決まった。「MINI カントリーマン C」は、新世代モジュール式高効率1.5リッター直列3気筒MINIツインパワーターボガソリンエンジンを搭載し、最高出力115kW(156PS)、最大トルク230Nmを発揮。「MINI カントリーマン D」は、新世代モジュール式高効率2.0リッター直列4気筒MINIツインパワーターボディーゼルエンジンを搭載し、最高出力110kW(150PS)、最大トルク360Nmを発揮する。

「MINI カントリーマン S ALL4」は、150kW(203PS)、最大トルク300Nmを発揮する新世代モジュール式高効率2.0リッター直列4気筒MINIツインパワーターボガソリンエンジンに、フルタイム4輪駆動システム「ALL4」が組み合わせられ、あらゆる路面における安定性と悪路の走破性が確保したと謳う。

ハイパフォーマンス仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」は、レーシングスピリットあふれる走りを特徴とし、精悍で卓越した走行性能と個性的なスタイリングを融合。2.0リッター直列4気筒ツインパワーターボガソリンエンジンは、ピストン、コネクティングロッド、エンジンマウントを最適化。最高出力233kW(316PS)、最大トルク400Nmを発揮する。

JCW専用チューニングが施されたスポーツサスペンション、コーナリング時のトラクションとハンドリング性能を向上させるエレクトロニック・ディファレンシャルロック・コントロール(EDLC)、パフォーマンスコントロールを備えたダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)、MINI独自の4輪駆動システム「ALL4」などの採用により、最高レベルのドライビングパフォーマンスを実現した。ギヤボックスはすべてのモデルで7速DCTが搭載される。

温かく広々とした印象を与えるインテリア

新世代MINI第一弾モデル「MINI カントリーマン」のインテリア。
温かな印象を持つインテリアは、完全にデジタル化。すべての情報はヘッドアップ・ディスプレイと円型有機ELセンターディスプレイに映し出される。

温かく広々とした印象を与えるインテリアは完全にデジタル化。ステアリングホイール奥のメーターパネルは廃止され、すべての情報はヘッドアップディスプレイと円型有機ELセンターディスプレイに映し出される。

余分なものを削ぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって、前方への視界が開け、広々とした室内空間を実現。また、広々としたカーブを描くダッシュボードには、布地を連想させる新しい素材を初めて採用した。リサイクルポリエステルを使用したこの新素材は、編み物のような特別な製造プロセスにより、汎用性が高く、手入れが簡単な構造となっている。

これまでセンターコンソールにレイアウトされていた、パーキングブレーキスイッチ、ギヤセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタンは、すべてセンターディスプレイ下部のトグルスイッチエリアに集約。前席周りの空間が広がり、モダンかつスタイリッシュになったと謳う。

最先端の有機ELテクノロジーが採用された大型円形センターディスプレイは、直径240mmの高品質ガラスを使用。最適化された高感度タッチ機能を装備する。スマートフォンのような直感的な操作が可能で、メインメニューは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。

車両本体価格(税込)

MINI カントリーマン C:489万円
MINI カントリーマン D:509万円
MINI カントリーマン S ALL4:566万円
MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン:667万円

【問い合わせ】
MINIカスタマー・インタラクション・センター
TEL:0120-329-814

【関連リンク】
・MINI公式サイト

ハイパフォーマンス仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」のエクステリア。

MINI カントリーマンに「ジョン クーパー ワークス」が追加「2.0リッター直4ターボは最高出力300PS」【動画】

MINIは新型クロスオーバー「カントリーマン」に、最高出力300PSを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載したハイパフォーマンス仕様「ジョン クーパー ワークス (JOHN COOPER WORKS=JCW)」を設定した。MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンは、広々としたスペースに全輪駆動システム「ALL4」よる高いオフロード性能も確保されている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…