リル・ワドゥが「PONOS RACING」からスーパーGTにエントリー

フェラーリ・ドライバーのリル・ワドゥが「フェラーリ296 GT3」でスーパーGT300クラスにフル参戦

22歳のフランス人女性ドライバーのリル・ワドゥが、「PONOS RACING」からスーパーGT GT300にフェラーリ296 GT3で参戦する。
22歳のフランス人女性ドライバーのリル・ワドゥが、「PONOS RACING」からスーパーGT GT300にフェラーリ296 GT3で参戦する。
フェラーリ・オフィシャル・ドライバーのリル・ワドゥが、京都を拠点とするPONOS RACINGから、2024年シーズンのスーパーGT GT300クラスに参戦。女性ドライバーとして、WECにおいて初のクラス優勝を獲得したワドゥは、ケイ・コッツォリーノとのコンビで、フェラーリ296 GT3をドライブする。

スパ6時間レースでクラス優勝を達成

現在22歳のリル・ワドゥは、2023年にフェラーリのオフィシャル・ドライバーに抜擢。WEC第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、WEC史上初となる女性クラスウイナーに輝いた。
現在22歳のリル・ワドゥは、2023年にフェラーリのオフィシャル・ドライバーに抜擢。WEC第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、WEC史上初となる女性クラスウイナーに輝いた。

『にゃんこ大戦争』などのスマホ用ゲームを展開するゲームメーカー「ポノス」が運営するレーシングチーム「PONOS RACING」は、2024年シーズンのスーパーGT GT300クラスにフェラーリ296 GT3での参戦を発表。ドライバーとして、ケイ・コッツォリーノとリル・ワドゥを起用する。

総監督を務める辻子依旦は、2023年ル・マン24時間レースに日本人ドライバーとして参戦し、ジェントルマンドライバーとして唯一の完走を達成。2024年シーズンは監督として、日本最高峰のGTレースシリーズ「スーパーGT」に監督として挑むことになる。

「私は子供の頃からモータースポーツを愛しており、レーシングチームに大きな憧れを抱いていました。 ポノスが掲げるビジョンは、『ゲームで世界中のお客様を笑顔にすること、エンターテインメントの可能性を追求していくこと』ですが、レースでも同じくたくさんのお客様を笑顔にするエンターテインメントの可能性を秘めていると考えております」と、辻子はコメント。

ドライバーとして日本のレースに初参戦を果たす、フランス出身のワドゥは2001年生まれの22歳。カートでキャリアをスタートし、2017年から4輪レースに転向を果たした。2023年にフェラーリのオフィシャル・ドライバーに抜擢。世界耐久選手権(WEC)に、リシャール・ミルAFコルセの488 GTEで参戦し、第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、WEC史上初となる女性クラスウイナーに輝いている。

ムジェロに集結した200台を超えるレーシング・フェラーリと、それをグランドスタンドで迎えるフェラーリファン。サーキットはまさに年に一度のお祭りに相応しい華やかさに包まれた。

「フィナーリ・モンディアーリ・フェラーリ 2023」で見たレーシング・フェラーリの愛され方

世界各地で開催されるフェラーリ・チャレンジ。その最終決戦の場として始まったフィナーリ・モンディアーリは、今やフェラーリのモータースポーツ活動の1年を振り返る重要なファンイベントだ。フェラーリにおけるレーシングの重要性を存分に体験できる魔法のような空間を取材した。(GENROQ 2024年1月号より転載・再構成)

フェラーリは、2023年シーズン終了後にバーレーンで行われたルーキーテストに、ロバート・シュワルツマンとリル・ワドゥを参加させた。

バーレーンで開催されたWECルーキーテストでロバート・シュワルツマンとリル・ワドゥが「フェラーリ 499P」初ドライブ

世界耐久選手権(WEC)最終戦「バーレーン8時間レース」フィニッシュ後、バーレーン・インターナショナル・サーキットにおいて、WECのルーキーテストを実施。フェラーリは、スクーデリアF1のリザーブドライバーを務めるロバート・シュワルツマンと、WEC初の女性ウイナーであるリル・ワドゥが、499Pのステアリングを握った。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…