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Volkswagen Golf GTI
先代モデルから20PSのパワーアップ
8代目ゴルフ改良新型をベースとする、スポーツ仕様の「ゴルフ GTI」は、20PSのパワーアップし、最高出力265PS(195kW)を発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボを搭載。電子制御式ディファレンシャルロックが導入され、1600rpmという非常に低いエンジン回転数から、370Nmの最大トルクをフロントアクスルへと供給する。
マルチファンクション・ステアリングホイールに配置されたパドルを使用することで、7速DSG(DCT)によるマニュアルシフトを楽しむことができる。最高速度は電子リミッターにより250 km/hに制限。0-100km/h加速は5.9秒となり、これはゴルフ GTI史上初めて6秒を切っている。
フロントセクションのデザインを変更
今回のフェイスリフトでは、フロントセクションが一新され、新形状のLEDプラス・ヘッドライト、イルミネーション・フォルクスワーゲン・バッジが導入された。さらにオプションとして、最新世代「IQ.LIGHT LEDマトリックスヘッドライト」を選択することも可能。こちらは先代モデルと比較してハイビームの照射範囲が15%も拡大する。
リヤセクションは、LEDテールライトのクラスターデザインが変更。トランクリッドのセンターにフォルクスワーゲン・バッジと「GTI」ロゴが配置された。足元にはリッチモンド製17インチアロイホイールを標準装備。オプションとして、楕円形の半円を5つ並べた19インチクィーンズタウンアロイホイール(写真)も用意された。
レッドステッチが施されたスポーツシート
インテリアは、GTI専用チェックパターンが施された、ヘッドレスト一体型プレミアム・スポーツシートを標準装備。シートバック、センターアームレスト、フロアマット、マルチファンクション・ステアリングホイールには、GTIモデルをアピールする、レッドのアクセントカラーが加えられた。
GTI専用機能として、ドアを開けると2.0リッター直4ターボが始動するまで、赤く点滅するエンジン「スタート/ストップ」ボタンを搭載。ブラッシュドステンレススチール製ペダルキャップ、ブラックのヘッドライナー、強化されたデジタル・コックピット・プロ(デジタルメーター)も標準装備される。
インストゥルメントパネルには、12.9インチ独立型タッチディスプレイを導入し、インフォテインメントシステムは最新の「Ready 2 Discover」を標準装備する。オートエアコン、イルミネーテッド・タッチスライダー・コントロール機能に加えて、音声アシスタント「IDA」に人工知能(AI)技術が導入された「ChatGPT」が組み込まれた。