改良新型「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」が欧州での受注を開始

改良新型「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」が欧州で販売開始「内外装をアップデートして最高出力265PSを発揮」

「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」改良新型のエクステリア。
今年のCES2024において、先行公開されていた「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」改良新型が、欧州において販売をスタートした。
フォルクスワーゲンは、欧州においてパフォーマンスモデル「ゴルフ GTI」改良新型の受注をスタートした。今回、新形状のフロントデザイン、前後のLEDライト、新デザインの17インチホイールに加えて、「ChatGPT」を搭載した音声アシスタント「IDA」を導入。欧州における価格は4万4505ユーロからとなっている。

Volkswagen Golf GTI

先代モデルから20PSのパワーアップ

「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」改良新型のエクステリア。
搭載される2.0リッター直列4気筒ガソリンターボは、先代モデルから20PSパワーアップした、最高出力265PSを発揮する。

8代目ゴルフ改良新型をベースとする、スポーツ仕様の「ゴルフ GTI」は、20PSのパワーアップし、最高出力265PS(195kW)を発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボを搭載。電子制御式ディファレンシャルロックが導入され、1600rpmという非常に低いエンジン回転数から、370Nmの最大トルクをフロントアクスルへと供給する。

マルチファンクション・ステアリングホイールに配置されたパドルを使用することで、7速DSG(DCT)によるマニュアルシフトを楽しむことができる。最高速度は電子リミッターにより250 km/hに制限。0-100km/h加速は5.9秒となり、これはゴルフ GTI史上初めて6秒を切っている。

フロントセクションのデザインを変更

「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」改良新型のエクステリア。
エクステリアは新形状フロントセクションが導入された他、フロント&テールLEDライトのデザインも変更された。

今回のフェイスリフトでは、フロントセクションが一新され、新形状のLEDプラス・ヘッドライト、イルミネーション・フォルクスワーゲン・バッジが導入された。さらにオプションとして、最新世代「IQ.LIGHT LEDマトリックスヘッドライト」を選択することも可能。こちらは先代モデルと比較してハイビームの照射範囲が15%も拡大する。

リヤセクションは、LEDテールライトのクラスターデザインが変更。トランクリッドのセンターにフォルクスワーゲン・バッジと「GTI」ロゴが配置された。足元にはリッチモンド製17インチアロイホイールを標準装備。オプションとして、楕円形の半円を5つ並べた19インチクィーンズタウンアロイホイール(写真)も用意された。

レッドステッチが施されたスポーツシート

「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」改良新型のインテリア。
シートは、レーシーなGTI専用チェックパターンが施された、ヘッドレスト一体型プレミアム・スポーツシートを標準装備する。

インテリアは、GTI専用チェックパターンが施された、ヘッドレスト一体型プレミアム・スポーツシートを標準装備。シートバック、センターアームレスト、フロアマット、マルチファンクション・ステアリングホイールには、GTIモデルをアピールする、レッドのアクセントカラーが加えられた。

GTI専用機能として、ドアを開けると2.0リッター直4ターボが始動するまで、赤く点滅するエンジン「スタート/ストップ」ボタンを搭載。ブラッシュドステンレススチール製ペダルキャップ、ブラックのヘッドライナー、強化されたデジタル・コックピット・プロ(デジタルメーター)も標準装備される。

インストゥルメントパネルには、12.9インチ独立型タッチディスプレイを導入し、インフォテインメントシステムは最新の「Ready 2 Discover」を標準装備する。オートエアコン、イルミネーテッド・タッチスライダー・コントロール機能に加えて、音声アシスタント「IDA」に人工知能(AI)技術が導入された「ChatGPT」が組み込まれた。

初代デビューから50周年を迎えた「フォルクスワーゲン ゴルフ」。2024年1月、8代目ゴルフの改良新型がデビューを飾った。

改良新型「フォルクスワーゲン ゴルフ」が登場「内外装をアップデートしてPHEVは最大航続距離1000kmを実現」

初代ゴルフのデビューから50周年を迎えた2024年、フォルクスワーゲンが8代目ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントのフェイスリフトを実施した。前後デザインをシャープに変更し、テールライトクラスターには3Dライトグラフィックを採用した。またEVモードで100kmの走行が可能なPHEV仕様は、最大航続距離1000kmを実現したという。

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