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Bentley Continental GT 4th Generation
新開発PHEVパワートレインを搭載
第4世代に進化する新型コンチネンタル GTは、ベントレーが独自開発した「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」パワートレインを搭載した最初のモデルとして、2024年6月に発表される。
完全新設計のV型8気筒ベースのプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインは、最高出力782PS、最大トルク1000Nmを発揮し、EVモードでの80kmの航続距離と50g/km以下のCO2排出量(WLTP)を実現。ハンドメイドによる贅沢さは残したまま、最もパワフルかつ高い持続可能性を持ったモデルとして開発された。
最新世代シャシーは、トルクベクタリング機能付きアクティブAWD、4輪操舵、電子制御LSD、48V電動アクティブ・アンチロール・コントロール、そして新開発の デュアルバルブダンパーを導入。今回、新世代ベントレーをアピールする美しいエクステリアは、厳重なカモフラージュによって隠された状態で公開されている。
新生ベントレーを象徴するモデル
初代コンチネンタル GTは、新生ベントレーを象徴するモデルとして2002年に発表。デザイン面でのインスピレーションは、1952年に発表されたRタイプ コンチネンタルに由来する。以降、歴代コンチネンタル GTは、パワーライン、ハンチ、そして傾斜したルーフラインという、3つのデザイン要素を継承してきた。
コンチネンタルGTのインパクトは大きく、わずか4年間でベントレーの年間販売台数は1000台前後から1万台以上にまで増加。2010年、第2世代コンチネンタル GTがフランス・パリでワールドプレミアされ、10月から受注を開始した。6.0リッターW型12気筒エンジンを搭載して発売されたが、2012年からは新たに4.0リッターV型8気筒エンジンも追加された。
現行モデルとなる第3世代コンチネンタル GTは2018年に発表。新開発の専用プラットフォームをベースに、新型エンジン、新型サスペンション、新型アーキテクチャーが導入されている。また、初代デビューから20余年、コンチネンタル GTは様々な速度記録を塗り替え、世界中のGT選手権や耐久レースで勝利を収めてきた。
現在のベントレーにおいて、コンチネンタル Gはベンテイガに次ぐ人気モデルであり、2025年前半に、英国・クルーの本社工場において10万台目の生産モデルがラインオフする予定だ。