【スクープ!】 ポルシェ911 「タルガ 4 GTS」のプロトタイプを目撃

【スクープ!】初捕捉「ポルシェ911 タルガ 4 GTS」のテスト車両「992.2型は500PSを超える?」

一斉アップデートが進行中の「ポルシェ911」ファミリーの中で、唯一その姿が目撃されていなかったセミオープンの「タルガ4 GTS」。
一斉アップデートが進行中の「ポルシェ911」ファミリーの中で、唯一その姿が目撃されていなかったセミオープンの「タルガ4 GTS」。
ポルシェは現在、「911」ファミリーの一斉アップデートに取り組んでいる。「カレラ」、「カブリオレ」、「GTS」、「タルガ」、「ターボ」、「ターボカブリオレ」は既にスクープ写真が撮影されている。今回は、セミオープンの「タルガ4 GTS」プロトタイプの写真を入手した。

PORSCHE 911 Targa 4 GTS

初代のデビューは1965年

1965年から続くタルガ。911にフルオープン仕様が登場してからも、根強い人気を誇っている。
1965年から続くタルガ。911にフルオープン仕様が登場してからも、根強い人気を誇っている。

1965年9月、ポルシェはアメリカの法規制に対応して、オープンルーフの開放感と安全性を両立する仕様としてタルガトップの「911 タルガ」を発表した。当時リヤウィンドウにビニールタイプが採用され、1966年秋から「911」のほか「911S」「912」にも導入されて大ヒットを記録した。1983年にはフルオープンとなる「カブリオレ」が登場したが、タルガはひとつのバリエーションとして911ファミリーの中でポジションを確立した。

タルガ最強のGTS

このモデルが明らかに「GTS」であることがわかる。
このモデルが明らかに「GTS」であることがわかる。

プロトタイプの足回りには、センターロックのホイールが装着されている。また、フロントエンドのエアインテークには、アグレッシブな“羽”が確認できる。シートに「GTS」のロゴが刻印されていることからも明らかなように、このプロトタイプはタルガ最強の「GTS」であることがわかる。

ちなみに、標準仕様のタルガはコーナーエアインテークに一対の水平バーを備えている。

初の500PSとなる超えか?

リヤを見ると、新設計のバンパーにデュアルエキゾーストパイプがマウントされている。これは、「718ボクスターGTS」や、「718ケイマンGT4 GTS 4.0」と共通する構造だ。この両モデルが自然吸気4.0リッターフラット6エンジンを搭載していることから、911タルガ4 GTSにも自然吸気エンジンの復活が噂されている。

近日発表予定のハイブリッドパワートレインの導入も十分に考えられる。現行モデルの最高出力480PSを超え、次期型では初の500PS超えも期待できそうだ。

992.2世代のワールドプレミアは、ベースモデルが今年の夏に予定されている。様々なバリエーションが順次公開予定となっているが、タルガ4 GTSは2025年以降にズレ込む可能性もあるという。

ハイブリッドパワートレインを初めて搭載した911が、5月28日にデジタルワールドプレミアされる。

ハイブリッド搭載の新型「ポルシェ 911」がドバイでの最終テストを完了「ワールドプレミアは日本時間5月28日22時」

ハイブリッドパワートレインを搭載した初の「ポルシェ 911」が、広範な開発とテストのプログラムを完了。日本時間、2024年5月28日22時に新型911がデジタルワールドプレミアされる。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…