マクラーレン名古屋で子供たちがエンジニア体験

「夏休みの宿題はスーパーカーの整備?」マクラーレン名古屋が小学生向けイベントを開催

スタッフから空気圧の意味、調節方法などを学ぶ。
スタッフから空気圧の意味、調節方法などを学ぶ。
マクラーレン名古屋が夏休みの小学生向けイベントを開催した。タイヤ交換や空気圧チェックなどのエンジニア体験ができて、さらに助手席での試乗もできるという本格的な体験イベントだ。

本物のマクラーレンに触れて深まる理解

夏休み最後の日曜日となった8月25日に、マクラーレン名古屋(八光自動車工業)で「キッズエンジニアリング体験イベント」が開催された。これは小学生を対象にしたイベントで、本物のマクラーレンに触れて、整備体験をすることで、クルマとマクラーレンへの理解を深めてもらうことが目的だ。

参加した子供たちはマクラーレンのロゴの入ったツナギを着てショールームに集合。並んでいるマクラーレンのカッコよさに、みんな早くも興奮ぎみだ。簡単なレクチャーを受けた後は作業ピットへ移動し、マクラーレンをリフトアップしてアンダーカバーを外し、エンジンを下から眺めたり、タイヤを外して足まわりを眺めたり。どの子も作業ピットに入ることも初めて、またクルマを下から見ることも初めてとあって、歓声を上げながらマクラーレンを眺める。スタッフの丁寧な説明によって、ミッドシップエンジンの特徴なども理解したようだ。

続けてタイヤ交換体験では、実際にホイールナットを自分で装着し、トルクレンチでしっかりと締めていく。まだ力が弱く苦労している子もいたようだが、全員が無事に完了することができた。さらにタイヤ空気圧チェックを行い、空気圧の重要さも学ぶ。ピットでの体験が終わったら、いよいよ助手席での試乗だ。「アルトゥーラ」や「750S」の助手席に座り、実際にマクラーレンの走りを体感した後は、みんな満面の笑顔だった。

15名×2回の枠に180名近い応募

このイベントを企画したマクラーレン名古屋の原賢行支店長は「ただクルマを売るだけではなく、地域に根ざした活動をしたい、という考えがありました。マクラーレンを身近に感じていただきファンを増やしたい、という思いでこのイベントを企画したのです」と語る。実際、反響は予想以上で、15名×2回の枠に180名近い応募があったという。「この子供たちが大人になった時に、良い思い出として心に残っていてくれたら嬉しいですね」

子供のクルマ離れと言われる最近だが、参加した子供たちの笑顔を見ていると、このように魅力的なクルマを感じる機会が減っただけなのではないか、と思えた。マクラーレン名古屋は今後もさまざまなイベントを企画していく予定だという。

問い合わせ:マクラーレン名古屋

モーターだけで約30kmの走行が可能。トランスミッションの変速スピードは25%向上している。

「マクラーレン アルトゥーラ スパイダー」に試乗「オープン化だけではない進化の中身」

マクラーレンのハイブリッドスーパースポーツである「アルトゥーラ」にスパイダーが加わった。それと同時にサスペンションやトランスミッションなどにもリファインが施されている。第2ステージに突入したアルトゥーラの感触を、スパイダーに乗って確かめる。

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著者プロフィール

永田元輔 近影

永田元輔

『GENROQ』編集長。愛車は993型ポルシェ911。