ステランティスが誇る「STLAミディアム」が航続距離をアピール

クロスオーバーEV「プジョー E-3008」がパリ~ニース間を実走テスト「900km走破の充電2回は多い?少ない?」【動画】

「STLAミディアム」をベースに開発されたフル電動クロスオーバー「プジョー E-3008」が、パリ〜ニース間の高速道路実走行テストを実施した。
「STLAミディアム」をベースに開発されたフル電動クロスオーバー「プジョー E-3008」が、パリ〜ニース間の高速道路実走行テストを実施した。
フル電動クロスオーバー「プジョー E-3008」が、フランスのパリからニース間の高速道路において実走行テストを実施。約900kmの距離を充電2回で走破した。ステランティス・グループが開発した、BEV(バッテリーEV)対応プラットフォーム「STLAミディアム(STLA Medium)」の優秀性を改めて証明している。

Peugeot E-3008

内燃機関と変わらない利便性をアピール

今回、プジョー E-3008が900kmという距離を、わずか2回の充電で走破。「STLAミディアム」長距離走行仕様が高い利便性んを持っていることを証明した。
今回、プジョー E-3008が900kmという距離を、わずか2回の充電で走破。「STLAミディアム」長距離仕様が高い利便性を持っていることを証明した。

2023年にデビューを飾ったフル電動クロスオーバー「プジョー E-3008」は、最大航続距離701km(WLTPサイクル)を実現した「STLAミディアム」長距離仕様をベースに開発。今回、パリ~ニース間、約900kmの高速道路中心の実走行テストにおいて、新たなマイルストーンを刻むことになった。

テストが行われた日の平均気温は20℃、使用されたプジョー E-3008は、高速道路の制限速度である130km/hをキープ。給油とドライバーの休憩を踏まえると、内燃機関(ICE)搭載モデルに匹敵する実用性を証明したことになる。ステランティス・グループの最高技術責任者を務めるネッド・キュリックは、テストの好結果を受けて次のようにコメントした。

「我々の開発目標は、常にカスタマーへと直接利益をもたらす技術を作り上げることにあります。STLAミディアム・プラットフォームは、BEVの利便性と効率性を損なうことなく、理想的な長距離移動能力を持っている言えるでしょう。ドライバーは少ない充電回数で長時間の移動を楽しめますし、パフォーマンスと安心感の両方を手にすることができるのです」

2026年末までに新たに5車種を追加

現在、「STLAミディアム」はプジョーの2車種と、オペル グランドランド(写真)に導入。2026年末までに、ステランティス・グループの各ブランドから5車種がデビューする予定だ。
現在、「STLAミディアム」はプジョーの2車種と、オペル グランドランド(写真)に導入。2026年末までに、ステランティス・グループの各ブランドから5車種がデビューする予定だ。

「STLAミディアム」長距離仕様は、高速道路であれば、わずか2回の充電で約1000kmという航続距離を実現したクラス唯一のプラットフォームだ。今回の実走テストの結果により、クラス最高のステータスをさらに高めることになった。シミュレーションでは、イタリアのトリノ~ナポリ間(約890km)、チェコのプラハ~ベルギーのブリュッセル間(約900km)を移動する際にも、同様の結果が得られている。

「STLAミディアム」プラットフォームは、プジョー E-3008だけでなく、ステランティス・グループの様々なモデルに導入。現在、プジョー E-3008とE-5008、オペル グランドランドが「STLAミディアム」をベースに製造されており、2026年末までに各ブランドから新たに5車種が発売される予定だ。

「プジョー E-3008」を動画でチェック!

コンパクトクロスオーバーとして世界中で高い人気を集めてきたプジョー 3008が、フル電動モデル「プジョー E-3008」に生まれ変わった。現時点で、3種類の電動パワートレインをラインアップする。

BEVに生まれ変わった「プジョー E-3008」は3種類の電動パワートレインをラインナップ「最大航続距離700km」【動画】

プジョーは、フル電動コンパクトクロスオーバー、新型「E-3008」をワールドプレミアした。コンパクトクロスオーバーとして高い人気を集めてきた3008をフル電動モデルに刷新。E-3008は、フランスのソショー工場で生産され、2024年2月から販売される。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…