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「ポルシェ 908(1968)」 初の総合タイトルをもたらした秀作 《ポルシェ図鑑》
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「ポルシェ 908(1968)」 初の総合タイトルをもたらした秀作 《ポルシェ図鑑》
「ポルシェ 908(1968)」 初の総合タイトルをもたらした秀作 《ポルシェ図鑑》 | 8枚目の写真(全10枚)
908KHのリヤビュー。左右フェンダーにつくフラップは、それぞれリヤサスペンションと連動する可変フラップで、1968年のノリスリング200マイルから採用されたもの。1969年のル・マンで禁止となる。
1969年シーズンから投入された908/02スパイダー。ロングテール・クーペに比べ空気抵抗は増加したが60kg近く軽量だったこともあり、高い戦闘力を示した。
ゼッケン266は1969年のタルガ・フローリオでゲルハルト・ミッター/ウド・シュッツ組がドライブして優勝した908/02-014。
1969年仕様の908LH(ロングテール)。908LHはタルガ・フローリオとニュルブルクリンク1000km以外の全レースに投入され、モンツァ1000km、スパ1000kmで優勝を果たしている。
1967年シーズンに投入された910。906のアップデート版といえる内容で13インチホイールを採用したのが大きな特徴。1968年の日本GPでは生沢 徹がドライブし2位に入った。
ポルシェ・ミュージアムに展示されているのは、1969年のル・マンで惜しくも2位に甘んじたハンス・ヘルマン/ジェラール・ラルース組の908-031。この時の死闘は映画『栄光のル・マン』のシナリオにも大きな影響を与えることとなった。
910のボディを改良して生まれた907。これは1967年のル・マンで5位に入ったジョー・シファート/ハンス・ヘルマン組のマシン。この時の経験が908の開発に活かされることとなった。
1968年のデイトナ24時間で1位から3位を独占した907。前年、フェラーリがP4で果たした“デイトナ・フィニッシュ”を再現してみせた。
24時間を走りきり、その差わずか1.5秒という接戦を演じたヘルマン/ラルース組の908と、ジャッキー・イクス/ジャッキー・オリヴァー組のGT40。この惜敗は翌年に向けての大きな伏線となった。
ポルシェ・ミュージアムには数台の908が所蔵されているが、これはその中でも最も初期にあたる1968年型の908KH(ショートテール)。残念ながらシャシーナンバーは不明。
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