鈴鹿で開催されるフェラーリ・レーシング・デイズでフェラーリ 296 GTSが本邦初公開

フェラーリ 296 GTSが日本上陸! EV走行可能なスパイダーフェラーリがもたらす新鮮な魅力

「フェラーリ・レーシング・デイズ」で発表された296 GTS
鈴鹿サーキットを舞台に4年振りに開催された「フェラーリ・レーシング・デイズ」で296 GTSがいち早く公開された。
フェラーリのハイブリッドスポーツ、296 GTBのオープンモデルである296 GTSが日本で初公開された。フェラーリは6月25日と26日の2日間に渡って「フェラーリ・レーシング・デイズ」を4年振りに開催するが、296 GTSはその会場となる鈴鹿サーキットでイベント開催に先駆けていち早く公開された。

Ferrari 296 GTS

最新のフェラーリPHVスパイダー

2分割されてエンジンコンパートメント前方にルーフトップを収納するリトラクタブルハードトップを採用。開閉に要する時間は僅か14秒と公表されている。
2分割されてエンジンコンパートメント前方にルーフトップを収納するリトラクタブルハードトップを採用。開閉に要する時間は僅か14秒と公表されている。

スパイダーではなくあえてGTSというネーミングを採用するあたり、フェラーリが296シリーズに過去のモデルへのオマージュを込めていることがよくわかる。

296 GTSはクーペ版の296 GTBと同様に、新開発のV6ツインターボエンジンと8速DCTの間にモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHV)を搭載。バンク角120度のV6ツインターボは単体で663psを発揮、167psのモーターと合わせたトータルでは830psというハイパワーを実現している。走行モードを切り替えるeマネッティーノを搭載し、最大25kmのEV走行も可能だ。エンジンとモーターの出力を最大限に発揮すると0-100km/h加速2.9秒、最高速度330km/hをマークするという。

ますます拡大するフェラーリの電動化

296 GTSのコクピット。フェラーリらしいエキゾーストノートをダイレクトに体感できるのもGTSオーナーの特権だ。
296 GTSのコクピット。フェラーリらしいエキゾーストノートをダイレクトに体感できるのもGTSオーナーの特権だ。

折りたたみ式のトップは2分割されて後方を軸に反転し、ミッドマウントされたエンジンの上部に格納される方式。クーペ版である296 GTBの特徴であるトンネルバックスタイルを極力崩さずに、オープンボディを実現しているのは見事だ。開閉はスイッチひとつで可能で、作動に要する時間はわずか14秒。45km/h以下なら走行中でも開閉が可能だという。

これでフェラーリのPHV車はSF90のストラダーレとスパイダー、296 GTBとGTSの計4車種となった。着々と進むスーパースポーツの電動化だが、フェラーリはその世界でも他を一歩リードしたと言えそうだ。なお日本市場での車両本体価格は4313万円となっている。

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