スマートスピーカーに何を求めるか?を問うガジェット選び

スピーカーに求めるのは利便性か音質か、あるいはAIとの会話か? 「 Sonos One / Beam 」【COOL GADGETS Vol.2】

Sonos Oneの寸法は高さ161.45mm、幅119.7mm、奥行き119.7mmとコンパクト。後ろにあるのはサウンドバーのSonos Beam。薄型テレビと組み合わせよう。
Sonos Oneの寸法は高さ161.45mm、幅119.7mm、奥行き119.7mmとコンパクト。後ろにあるのはサウンドバーのSonos Beam。薄型テレビと組み合わせよう。
音声操作可能なAIアシスタント機能を備えるスマートスピーカーは、アマゾンやグーグル製を筆頭にここ数年でかなり浸透した。音楽サービスやネットラジオ、ニュース、天気予報など様々な情報にアクセスでき、目覚まし時計にもなる便利なアイテムだ。今回はそのスマートスピーカーの原点に立ち返って、音質に優れ、コストパフォーマンス良好のワイヤレススピーカーを紹介する。(GENROQ 2019年11月号より転載)

自由自在のサウンドシステム

基本はWiFi接続で使用するが、10/100Mbsイーサネットポートもひとつ用意されている。
基本はWiFi接続で使用するが、10/100Mbsイーサネットポートもひとつ用意されている。

「寝室にスマートスピーカーを置きたいんだけど、どれがいい?」「キッチンにスマートスピーカーを・・・(以下略)」

ここ数年、音声で音楽サービスやネットラジオ、ニュース、天気予報などの情報にアクセスでき、目覚まし時計にもなるAIアシスタント機能を売り物にしたスマートスピーカーを求める人がずいぶん増えた。

しかし、ここであなたの心に問いかけたい。

本当にAIアシスタントの機能が欲しいのか? と。

僕らが本質的にスピーカーに求めているのは何なのか。まさか時折、愛嬌のある間抜けな振る舞いをするAIアシスタントの声が聴きたいわけじゃないだろう。本当に心が求めているのは音楽に違いない。

いつでもどこでも、心地良い音楽に身を包んでいたい。そう思うからこそ、40年前、音楽に自由を求めてソニーはウォークマンを作った。瀕死の重傷から這い上がっていたアップルはiPodをきっかけに勢いを増し、無線技術で自由を得た完全ワイヤレスイヤホンは一大市場に成長している。

スマートスピーカー流行の本質はAIアシスタントなどではなくスピーカーが活躍できる空間を増やしたからだ。電源とWiFiさえ届けば、ネットを通じて音楽を楽しめる。これまでにない自宅やオフィスでの自由な音楽体験が、スマートスピーカーの本質だろう。そして、それこそがあなたの琴線に触れるポイントなあらば、選ぶべき製品は「Sonos」だ。

Sonosで音楽のある生活を送ろう

専用のアプリケーションをインストールして設定すれば、スマホからあらゆる音楽サービスを自在に再生することができる。非常に便利なアプリだ。
専用のアプリケーションをインストールして設定すれば、スマホからあらゆる音楽サービスを自在に再生することができる。非常に便利なアプリだ。

Sonosは家やオフィスの至るところに音楽のある空間をもたらす、世界でもっとも売れているワイヤレススピーカーだ。そこにWiFiとネット接続さえあれば、Apple Music、Spotify、Amazon Prime MusicにYouTube Musicなどはもちろん、世界中のほとんどの音楽配信、ネットラジオが楽しめる。日本で楽しめるサービスだけでも50種類。もちろんパソコンやNAS、スマホの中にある音楽だって聴ける。あらゆる音楽がSonosへと流れ込んでくる。

スピーカーの構成も配置も自由だ。モノラルスピーカーのSonos Oneは好きな位置に置き、専用スマホアプリでセットアップするとマイクで拾った音を使って自動補正(Trueplay機能)。自分の生活動線に沿って寝室や書斎、リビングなどあらゆるところにSonos Oneを増やし、同じ音楽を(もちろん違ってもいいけれど)同時に流すことも可能。さらに2台をペアリングすれば、ステレオ再生にもなる。Sonos Oneを1台増やすたびに空間が音楽で満たされていくのだ。

Wifiでつなげば5.1chにも

Sonos Oneは声だけでの操作も可能だが、上部のセンサーをタップすることで音量の上げ下げ、スワイプで曲のスキップなどの操作を行うことができる。
Sonos Oneは声だけでの操作も可能だが、上部のセンサーをタップすることで音量の上げ下げ、スワイプで曲のスキップなどの操作を行うことができる。

薄型テレビと組み合わせたいななら、サウンドバーのSonos Beamもある。Beamに2台のSonos Oneをリヤスピーカーとして追加し、さらにサブウーファー「Sonos Sub」を買い足せば、簡単に5.1サラウンドサウンドの迫力の音場空間も手に入る。

そのすべてがWiFiだけで繋がり、見事に同期するばかりか、上部のタッチパネルやSonosアプリからも自在に操れる。楽しみ方も、楽しむサービスも、操るための道具も自由な、こんなスピーカーは他にない。

それでもAIアシスタントと会話したいって?

OK GENROQ。Sonosはアレクサにも、Googleアシスタントにも完璧に対応してるよ※。

※ボイスコントロール機能は、Sonos One 及び Sonos Beamのみに搭載(Googleアシスタントは、日本では2019年末対応予定)

REPORT/本田雅一(Masakazu HONDA)
PHOTO/中島仁菜(Nina NAKAJIMA)
MAGAZINE/GENROQ 2019年 11月号

評価

コストパフォーマンス:4
革新性:5
使い勝手:4
デザイン:4
音質:4

発売当時価格 One 2万6180円(左側)/Beam 5万1480円(右側)

【問い合わせ】
Sonos Japan
TEL 0120-635-220

【関連ウェブサイト】
https://www.sonos.com/ja-jp/home

Beats by Dr. Dre Powerbeats Pro

高級イヤーモニターの黎明期に登場した名作「Beats by Dr. Dre Powerbeats Pro」【COOL GADGETS Vol.1】

スマホやタブレット、ノートPCなど今や現代人はガジェットなしでは生きられない。だが、まだ知られていないあなたの物欲に突き刺さる革新的なガジェットは多い。テクノロジージャーナリストの本田雅一が目から鱗のガジェットたちを紹介する。今回はこだわりの音質を求める向きにオススメのワイヤレスイヤホンだ。(GENROQ 2019年10月号より転載)

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著者プロフィール

本田 雅一 近影

本田 雅一

テクノロジージャーナリスト、オーディオ&ビジュアル評論家。ガジェットはもちろん、ITやクルマにも精通…