最新のWi-Fi環境にすれば仕事も生活も捗る?

ネットワーク本来の速度をとことん引き出せる「HUAWEI WiFi Mesh 3」【COOL GADGETS Vol.34】

「ファーウェイWiFi Mesh3」のおすすめポイントは“簡単”ということだ。アクセスポイントが賢く、技術に詳しくないユーザーでも、家中の隅から隅までをエリアにできる。
「ファーウェイWiFi Mesh3」のおすすめポイントは“簡単”ということだ。アクセスポイントが賢く、技術に詳しくないユーザーでも、家中の隅から隅までをエリアにできる。
Wi-Fi環境は基地局を買って設定するだけで構築できるが、その能力を引き出すのは簡単ではない。家じゅうどこでも、くまなく高速な通信エリアになるという「ファーウェイWiFi Mesh3」を紹介する。(GENROQ 2022年7月号より転載)

Wi-Fiの性能を引き出すのは難しい

Mesh3のNFC検出エリアに対応するスマートフォンをタッチするだけで、パスワード入力をすることなくワンタッチでWi-Fi接続が可能となる。
Mesh3のNFC検出エリアに対応するスマートフォンをタッチするだけで、パスワード入力をすることなくワンタッチでWi-Fi接続が可能となる。

Wi-Fi環境の整備といえば、Wi-Fi基地局を買って設定するだけ。最近の製品はマニュアルやツールも完備されて誰でも使いこなすことができる。しかし、それは使い始めるまでの話。実際にその能力を引き出そうと思うと、実は簡単ではない。自宅内でもこの部屋は速いけど別の部屋では使えない、新しい基地局を追加したけど切り替えが面倒、なんて経験はないだろうか。

しかし「ファーウェイWiFi Mesh3」を使えば、家じゅうどこでも、くまなく高速な通信エリアに。しかも難しい設定を考える必要なくできてしまう。キーワードになるのは「Wi-Fi6」と「Meshネットワーク」だ。

Wi-Fi6は古い基地局と入れ替えるだけでエリアが拡大し、安定して高速な通信が行える規格。一方Meshネットワークとは複数の基地局が連携し、同じ接続IDで自動的に最適な基地局へと切り替える仕組みのこと。今回紹介するMesh3は2ユニットモデル。この2つを設置すれば、最大で400㎡という広大なエリアを通信エリアにできる。しかも通信速度はWi-Fi6をさらに拡張することで最大3Gbpsまでの理論値に達する。

もっとも重要なのは簡単であるという事

背面にはWANとLANの区別がない3つのネットワークポートが装備される。ポートを選ばずに自由にケーブルを接続できるのが嬉しいポイント。
背面にはWANとLANの区別がない3つのネットワークポートが装備される。ポートを選ばずに自由にケーブルを接続できるのが嬉しいポイント。

実際の通信速度は電波状況によるが、2Gbpsのインターネット回線を導入している我が家では、Mesh3のおかげで「無線なのか有線なのか」を区別しなくなってしまった。この通信速度を活かすには、接続する端末もWi-Fi6対応でなければならないが、iPhoneならSE(第2世代)以降、パソコンならばここ2〜3年内に発売されたWindows機やアップル製SoC搭載のMacなら対応している。しかし僕がMesh3で感心したのは、こうした高速・高性能という部分ではない。一番のおすすめポイントは“簡単”ということだ。アクセスポイントが賢く、また設置を簡単にするアプリが良く吟味されているため、技術に詳しくないユーザーでも、家中の隅から隅までをエリアにできるのだ。

集合住宅などであれば、自分の部屋内に見知らぬたくさんの基地局が検出され、それぞれの電波が干渉して速度が出ないなんてこともよくある話。しかし、Wi-Fiの細かな設定など考えず、Mesh3におまかせすれば電波状況を診断し、自動で最適な設定をしてくれる。しかも対応アプリを使えば、部屋の中の電波が届く範囲などを推定。設置アドバイスをくれる徹底ぶりだ。

家の隅々までWi-Fiが行き届く

実はこれまでもMeshネットワークを構築していた筆者だが、Mesh3に置き換えると部屋間を移動する際に通信が滞る現象がなくなった。これは最新チップの採用で、基地局の自動切り替え速度が速くなったからだ。一般的なMeshの5倍、わずか50ミリ秒で基地局を切り替えるため、通信が滞ることはない。自宅のWi-Fiはインターネット接続サービス加入時に貸し出されたルータ内蔵のものを使っているという方も多いはず。しかし家庭向けインターネット接続が高速化してきた中、Wi-Fi環境が貧弱ではせっかくの広帯域サービスも威力半減。

家庭内にWi-Fi搭載機器が溢れている昨今、テレワーク環境の快適性も高めるために、最新のWi-Fi環境に刷新してみてはいかがだろう。

REPORT/本田雅一(Masakazu HONDA)
PHOTO/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)
MAGAZINE/GENROQ 2022年 7月号

PRICE

2万5980円 (2ユニットモデル) ※公式HP参照

評価

通信速度は言わずもがな、Meshの切り替えが速い。1台あたりのカバーエリアが広く、大きな邸宅でも3台ぐらいで事足りる。知識がなくともアプリを使えば自動設定で最適な設置が可能だ。

コストパフォーマンス:4
拡張性:5
カバーエリアの広さ:5
設定の簡単さ:4
通信パフォーマンス:5

【問い合わせ】
ファーウェイ コールセンター
TEL 0120-798-288
https://consumer.huawei.com/jp/

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著者プロフィール

本田 雅一 近影

本田 雅一

テクノロジージャーナリスト、オーディオ&ビジュアル評論家。ガジェットはもちろん、ITやクルマにも精通…