改良新型「ヒョンデ i10」ヨーロッパで2023年後半からデリバリー

ヒョンデのスモールコンパクト「i10」の改良新型がモータースポーツイメージ「Nライン」を追加

ヒョンデがヨーロッパやインドで展開するスモールコンパクト、「i10」改良新型のエクステリア。
ヒョンデがヨーロッパやインドで展開する「iシリーズ」の最小コンパクト「i10」の改良新型がデビュー。
ヒョンデは、ヨーロッパやインドで販売するエントリーモデル「i10」の改良新型を発表。今回、エクステリアを大胆に刷新し、ヒョンデのハイパフォーマンスシリーズ「N」からインスパイアされた「i10 Nライン」が追加された。欧州での予約をスタートし、デリバリーは2023年後半を予定している。

Hyundai i10

「N」をイメージしたスポーツ仕様が登場

今回から追加されたスポーティな「i10 N ライン」のエクステリア。
デビューから4年を経て改良新型が投入された「ヒョンデ i10」。エクステリアデザインがアップデートされた他、モータースポーツイメージした「Nライン(写真)」が追加されている。

新型i10は、2019年に発売された先代モデルから、エクステリア&インテリア・デザインを大きくブラッシュアップ。低く構えたルーフとロングホイールベースはそのままに、コンパクトながらもスポーティな印象を手にしている。エクステリアカラーは、パール仕上げの明るいライトなグレー「ルーメングレー」と、パール仕上げの青紫色「メタブルー」の2色を新たに追加。ブラックのツートーンルーフを加えた9色で展開される。

マルチフェイス・リフレクター・ヘッドランプ、フロントとリヤのLEDシグネチャーのデザインを変更。特にフロントのLEDデイタイムランニングライト(DRL)は、ハニカムメッシュデザインを採用したフロントグリルとシームレスに統合された。リヤのLEDコンバインドライトは、テールゲートの水平ラインに「H」の文字を表示。また、足元には新デザインの15インチアルミホイールが採用されている。

今回から登場した「i10 N ライン」は、専用バンパーやインサート、レッドタッチなど、WRCやツーリングカーレースからインスピレーションを得たデザインを採用。足元には新デザインの16インチアロイホイールを装着する。また、インテリアのシートバックにトリプルレッドライン、ステアリングにはレッドステッチが入れられた。

コンパクトながらも充実の標準装備

今回から追加されたスポーティな「i10 N ライン」のインテリア。
シンプルながらも、スポーティな雰囲気が与えられたヒョンデ i10のインテリア。充実の標準装備に加えて、「i10 N ライン」はステアリングやシートなどに、レッドのアクセントステッチが入れられる。

インテリアは、新たにフロントシートサイドにブルーのアンビエントライトを装備。また、スポーティなエクステリアデザインに遊び心を加えたカラーパッケージ「パープルパッケージ」が追加された。

「パープルパッケージ」のインテリアはタータンチェック柄のファブリックシートに加え、ステッチやエアベントにパープルのタッチが加えられる。また、クラッシュパッドやセンターコンソール下部など、グレーのタッチポイントにグロス・パープルのアクセントを加え、スタイリッシュに仕上げられた。

コクピットには4.2インチ液晶クラスターを導入し、フロントとリヤのUSBタイプCジャック、4Gネットワーク対応、無線による自動地図更新などが新たに採用された。8インチセンターディスプレイ、「Apple CarPlay」と「Android Auto」への対応、ワイヤレス充電器などの装備は、先代モデル同様に標準搭載される。

新型i10の生産は、2023年4月からトルコ・イズミットのファクトリーで開始される予定。欧州における最初のデリバリーは、2023年後半にもスタートする。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…