ブライアン・ジェームス・トレーラーが新型トランスポーターを公開

最新軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7」は重量級EVや高級SUVに対応【動画】

ブライアン・ジェームス・トレーラーが開発した、最新軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7」。
1月11日から14日まで開催される「オートスポーツ・インターナショナル・ショー」において、ブライアン・ジェームス・トレーラーの最新軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7」が公開される。
英国を拠点とする「ブライアン・ジェームス・トレーラー(Brian James Trailers)」は、最新の軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7(RT7)」を発表した。RT7は、2024年1月11〜14日に開催される「オートスポーツ・インターナショナル・ショー」において世界初公開される。

Brian James Trailers RT7

トレーラーの老舗が開発した最新トランスポーター

ブライアン・ジェームス・トレーラーが開発した、最新軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7」。
英国を拠点に、モータースポーツ用トランスポーターの製造を手掛けてきたブライアン・ジェームス・トレーラーが、その経験を活かした最新仕様「レース トランスポーター7」を投入した。

英国ノーザンプトンシャーを拠点とするブライアン・ジェームス・トレーラーは、44年前にファミリービジネスとして設立された。当初はモータースポーツ用トランスポーターに重点を置いていたが、その経験を活かし、徐々に製品ラインアップを拡大。現在では建設業界向けのティッパー、プラント、フラットベッドトレーラー、開放型/密閉式カートレーラーなどを幅広く製造している。

今回、ブライアン・ジェームス・トレーラーは、新型軽量密閉型トレーラー「レース・トランスポーター7(RT7)」を発表。同サイズの現行「レース・トランスポーター6(RT6)」から約200kgの軽量化を実現しながら、重量車両を積載可能なほどの高い積載能力を備えている。

標準のボディカラーはブラックかホワイト、3軸か2軸かの選択も可能。荷台長は5500mmと6000mm、荷台幅は2100mmと2300mm、オプションで車高アップも用意されている。ベースモデルの価格は2万5500ポンド、すべてのオプションを選択した最上位モデルは4万ポンド。なお、従来モデルのRT6も併売される。

必要不可欠なトレーラーの軽量化

ブライアン・ジェームス・トレーラーが開発した、最新軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7」。
電気自動車を含め、車両の重量化が著しい昨今の事情を踏まえて、ブライアン・ジェームス・トレーラーは、トランスポーターの軽量化が必要不可欠だと考えたという。

現在、英国における牽引重量制限は、トレーラーを含めて3.5トン(3500kg)。自動車が大型化し、特にEVを中心に重量化が著しいにも関わらず、牽引制限が引き上げられる気配はないという。唯一の解決策として、ブライアン・ジェームス・トレーラーは、より軽量なトレーラーの開発を決定し、軽量かつ重量車両の搭載が可能な「RT7」を実用化した。

ブライアン・ジェームス・トレーラーのルイス・ジェームズCEOは、RT7について次のように説明を加えている。

「RT7は卓越した性能に加えて、より軽く、より強く、そしてよりスマートなデザインが採用されました。密閉された自動車輸送を新たなレベルに引き上げる存在となります。スーパースポーツ、フル電動モデル、モータースポーツ用車両、クラシックカーなどの輸送において、RT7は究極の選択肢となるでしょう」

充実の装備が与えられたトレーラー部

ブライアン・ジェームス・トレーラーが開発した、最新軽量密閉型トレーラー「レース トランスポーター7」。
高価なレーシングカーや貴重なヒストリックカーを搭載するトレーラー部は、最新のウィンチや照明、バッテリーなど、充実の装備が導入されている。

RT7は、バックドアとチルトベッドを操作する、業界初のワイヤレスリモコン付き電動アクチュエーターを搭載。搭載行程における、手作業の必要性を排除した。

トレーラー部には、リヤ/フロント/サイド/サイドマウントのリバーシングライトを含め、明るく近代的なLED照明を装備。さらに、バックドアを展開すると、自動的にリヤローディングライトが点灯する。標準仕様では、これらすべての照明に加えて、フル規格の室内ストリップ照明も含まれる。室内照明は車載の12Vバッテリーだけでなく、牽引車からの電源に切り替えることも可能だ。

標準搭載されるオンボード12Vバッテリーは、バックドア・アクチュエーター、電動チルトベッドアクチュエーター、電動ウィンチ、室内照明に電力を供給。バッテリーには充電器、携帯電話から現在の充電量を確認できるBluetooth接続、バッテリー残量を常に確認できるLEDインジケーターが付属する。

電動チルトベッドはフロントのアクチュエーターで制御され、手動ポンピングや面倒なキャッチなしでベッドを傾斜させることが可能。加えて、極めて低い地上高も実現した。ワイヤレス操作を備えた新開発の電動ウィンチは、従来のスチールワイヤよりも軽量で、車体へのダメージ低減を実現している。

ブライアン・ジェームス・トレーラーを動画でチェック!

1971年製のフォーミュラカーでヒストリックカー・レースに出場するのが、筆者のささやかな趣味であり、楽しみなのだ。

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まもなく終わりをつげる2023年。コロナ禍を経て、ライフスタイルが変わった人もいれば、すっかり元に戻った人もいる。だがクルマ好きにとって興味の中心は常にクルマいじりなのである。ゆく年2023年を振り返る。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…