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後席居住性と荷室利便性は◎ 足まわりや走りも高水準
最近やけに元気なシトロエンの中でも売れ筋のモデルが、より個性的になり、内容も充実した。
エクステリア
新しいフロントフェイスを得たことで、これまでにも増して印象的な容姿になったのは見てのとおりだが、クルマとしてのつくりは至って真面目で、利便性にも配慮されている。後席の居住空間や荷室の広さも十分過ぎるほど確保されていて、リクライニングだけでなくスライドができるのも重宝しそうだ。
インストルメントパネル
厚みを増した前席の座り心地はこれぞまさしくシトロエン。優しく身体を包み込んで、路面からの入力を柔らげてくれる。長時間運転しても疲れ知らずだ。
居住性
走りの実力もレベルアップした。ドライブして直感するのは130psになった1.2l3気筒ターボエンジンの動力性能だ。従来比で20psも増えたというのはありがたい。組み合わされるATが208やDS3のように8速ではないが、6速でも大きな不満はない。
うれしい装備
月間登録台数 NO DATA 現行型発表 19年7月(マイナーチェンジ 21年11月) WLTCモード燃費 16.7 km/l
ラゲッジルーム
プラットフォームに同門の208やDS3では新世代のCMPを採用しているのに対し、C3エアクロスはPF1と呼ぶ旧来の改良版を用いている。直近の改良で足まわりの変更は特に伝えられていないが、独特のしなやかなストローク感はこれまでどおりで、心なしか路面をなめるかのような感覚が増したような印象を受ける。PF1の方がシトロエンとは相性が良いのかもしれない。そう遠くないうちに現行世代に移動するだろうが、この独特の味わいをぜひとも大事にしてもらいたい。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141