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車内にリサイクル素材を多用 BEVの乗り心地は最上級
CX-30をベースに観音開きドア=フリースタイルドアを採用し、パワートレインにマイルドハイブリッドとピュアEVを揃えるのがMX-30だ。
エクステリア
エクステリアデザインはクーペクロスオーバーと呼べるスタイリッシュさがあり、インテリアはリサイクル素材がふんだんに使われているのが特徴。前席の居住性はCX-30に準じるが、EVモデル感はほぼなし。
インストルメントパネル
観音開きドアから乗降する後席は居住空間こそCX-30と大きく変わらないものの、サイドウインドウは開閉せず。荷室はCX-30に対して幅は同等だが、奥行き、高さ方向はやや狭くなっている。マイルドハイブリッドモデルの走りはモーターが微力ということもありガソリン車と変わらず、ハイブリッド感は感じにくい。
居住性
メリットは変速のスムーズさと微小な燃費性能向上にとどまる。動力性能は必要十分。乗り心地と操縦性は万人向けと言えるもので、マイルドで穏やかな特性となる。一方、一充電走行可能距離がWLTCモードで256㎞となるメーターまわりに特別感のない!?ピュアEVモデルの走りは、出足からのモータートルク感がCX-30スカイアクティブDモデルを凌駕するほどで、静かでトルキー。乗り心地は国産クラス最上級。走りの上質感でハイブリッドモデルを上回る。
うれしい装備
月間販売台数 127台(22年9月〜23年2月平均値) 現行型発表 20年10月(一部改良22年10月) WLTCモード燃費 15.6km/l ※ハイブリッド車のFF車
ラゲッジルーム
特筆すべきは意外なほど自然なドライブフィールを示すこと。アクセルペダルの開度、速度に従ってモーターサウンドが意図的に発せられ、ペダルフィールと出力の関係が内燃機関のように躾けられているからだ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.149「2023-2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。