Art Basel Miami期間中に開催されるベントレーブランドのイベントにて「The Surgeon」監修のユニークなフライングスパー・ハイブリッドが発表された。The Surgeonはカスタマイズシューズ業界のリーダーであり、ハイファッションとストリートカルチャーを融合させる独特なスタイルで有名なデザイナーだ。2022年初頭、ベントレーのマリナー部門を訪れたことがきっかけで、ダイヤモンドキルティングやクロスステッチといったベントレーの工芸品や、彼のシグネチャーである「Surgeon」のスカルとメスのモノグラムをあしらった10足限定の特注スニーカー製作につながった。
このスニーカーをきっかけに、高評価を得ているベントレーのフライングスパー・ハイブリッドをベースとした第2弾コラボレーションが開始された。このエレガントなボディラインとハンドメイドの内装は、The Surgeonの創造性を沸かせるキャンバスとなった。パワートレインには、2.9リッターV6エンジン＋パワフルな電気モーターを組み合わせたハイブリッドトレインが搭載され、電動ラグジュアリーの未来を示す指標としての役目も果たしている。
最高級×独創性を駆けるコラボレーション
フライングスパー・ハイブリッド x The Surgeonでは、インパクトのあるエクステリアがパレットに選出され、彼自身のブランド美学と平行して、劇的でありながら調和のとれたバランスが実現されている。Ciambroneは、アンスラサイトの上にアンスラサイトサテンを重ねたデュオトーンの塗装仕上げが採用され、パワーと重厚感を演出。フロント、サイド、リアバンパー下部には、サテンブロンズが惜しげなく使用され、モノクロームのパレットの調和を支えている。
特注のSatin Bronzeピンストライプがボディ全長にわたって配され、22インチのSatin AnthraciteホイールにはSatin Bronzeピンストライプがアウターリムに施されている。DピラーのSurgeonバッジとフェンダーのハイブリッド・バッジにも同じ仕上げが施され、特別感を演出。仕上げに、グロスブラックのイルミネーション付きFlying Bラジエーターマスコットが装着されている。
上部のベニヤ合板はオープンポアのクラウンカット・ウォルナットで、触感のよいサテン仕上げ。下部のベニヤはハイグロス・クラウンカット・ウォルナットで、スカルと十字メスのロゴをレーザーエッチングしたモチーフが施されている。グロス・ホワイトのピンストライプが2つのパネルを隔て、ドアとドアを水平に結ぶ。リアドアには、「スリーディメンショナル」ダイヤモンドパターンを施したウォルナット材のインサートも装備されている。
フロントとリアのセンターコンソールにはグランドブラックのグロスパネルを採用。リアのカップホルダーにはクロームメッキでSurgeonのロゴがあしらわれている。エクステリアとインテリアのデザインを統一するBronze SatinはB+Oのスピーカーコーンに使用され、ステアリングホイールの6時位置のタブとギアレバーのカバーには、特注の色合いのBronze hideが使用され、高級感の中にもスポーティさを演出している。
フェイシア中央の回転式ディスプレイは、アナログダイヤル、デジタルディスプレイ、ウォールナットベニヤの3つから選ぶことができる。後者を表示させた場合、「Surgeon」というネームスタイルがゴールドのオーバーレイで表示。さらに、Bentley独自のローレット加工が施された操作部とタッチポイントにより、触感と視覚的な面白さが表現されている。
