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機能の有り無しで考えれば、現代車の純正装備は必要十二分。必要機能を市販品で補う必要性は、ひと昔前と比べてだいぶ薄まった。
ただ、そこでの質を求めるなら話は別だ。より上等なレベルを追い求める上で、市販用品はいまだ大きな力を秘めている。とりわけ、オーディオなどはその代表例と言えるだろう。マニアの世界は言うに及ばず、一般向けにもさまざななステップアップキットが用意されている。
専用&汎用と選択肢はとにかくワイド!
ホームオーディオのスピーカーと違い、クルマ用は車体そのものを箱として使う。単体販売されているスピーカーは一素材に過ぎず、車体にどう取り付けるかで得られるレベルも大きく変わってくる。
設置場所をどうするかも一つの分岐点。音響効果だけを考えれば自ずと答えも見えやすいが、運転するための空間である車内には視界やスペース配置の制約も出てくる。当然、後付けするだけに美観も問われることになるだろう。
また、スピーカー自体が、その限られたスペースに収まるサイズや形状である必要がある。その上で、どう取り付ければそのスピーカーの力を最大限発揮できるかもキット選びの大事な点。これら全てを加味してどうアレンジするか確かに難題。けれど、チャレンジの一つとしてそれが楽しみにもなる。
手軽さも自由度も、好みに応じて様々に!
この分野で絶大なる支持を集めるのが、カロッツェリアブランドだ。
2022年・秋モデルとしてリリースされたのは、汎用型のスピーカーに始まり、取り付け基台のインナーバッフルに独立型のトゥイーター取り付けキットと多岐に渡る。
注目すべきは、お馴染みの汎用路線と並び、車種専用品も数多く揃えている点だ。取り付け容易で、かつ美観も維持しやすいスマートフィットはここ最近の流行りでもある。その意味で言うと、今まで以上に間口は広がっている。カスタムしづらい現代車にあって、とりわけ狙い目のカスタムポイントでもあると言えるだろう。