ホンダの米国における四輪車累計生産台数が3000万台を達成!

ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、現地時間の1月19日、この1月をもって米国での四輪車累計生産台数が3000万台を達成したと発表した。

今後の本格的なEV生産に向けて、オハイオ州内の3つの既存工場に合計7億USドルを投資。北米におけるEV生産のハブ拠点として進化させていく

ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、現地時間の1月19日、この1月をもって米国での四輪車累計生産台数が3000万台を達成したと発表した。

ホンダは、初の海外現地法人として1959年にアメリカン・ホンダモーターをカリフォルニア州に設立し、二輪車の販売を開始。1970年には小型四輪車「N600」の販売を開始した。1982年には、ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングのメアリズビル工場(オハイオ州)で、日本の自動車メーカー初の米国での四輪乗用車生産となる「アコード」を生産開始。その後もオハイオ州イーストリバティ、アラバマ州、インディアナ州と、米国での生産体制を拡大するとともに、カナダやメキシコでも生産を始め、現在、米国での四輪販売台数における北米地域生産車比率は9割を超えている。

今後の本格的なEV生産に向けては、オハイオ州内の3つの既存工場(四輪車を生産するメアリズビル工場とイーストリバティ工場、四輪車用パワートレインを生産するアンナ・エンジン工場)に、合計7億USドルを投資して生産設備を更新し、これらの工場を北米におけるEV生産のハブ拠点として進化させていく計画だ。

また、同州内では、LGエナジーソリューションとの合弁によるEV用リチウムイオンバッテリー生産工場の建設に、今年初頭に着工する予定。さらに、これまでNSXを生産していたパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(オハイオ州メアリズビル)で、CR-Vをベースとした新型燃料電池車の生産を2024年に開始するなど、ホンダは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速していく。

このたびの発表に際して、ホンダ・ディベロップメント・アンド・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカで生産を担当するボブ・シュビン上級副社長は、このようにコメントしている。
「昨年の四輪生産開始40周年と並び、累計四輪生産3000万台達成は、従業員やお取引先の皆様の過去から現在に至る絶え間ない努力の成果に他なりません。これからも、お客様に愛される高品質な製品をお届けしていきます」

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