日産が電動化戦略の取り組みをさらに加速。2030年までに19車種のEVを含む27車種の電動化モデルを投入

2月27日、日産自動車は電動化を中核とした長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」(2021年11月発表)の下で推進している事業進捗にあわせて、電動化戦略をさらに加速させる取り組みを発表した。各市場のニーズにあわせてEVとe-POWER搭載車の普及をさらに促進し、グローバルに開発や生産の競争力を向上させ、同社は「Nissan Ambition 2030」の実現に向けた電動化をより一層推進していく。

2026年時点のグローバルな電動車の販売比率は従来見通しの40%から44%以上へと増加

2月27日、日産自動車は電動化を中核とした長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」(2021年11月発表)の下で推進している事業進捗にあわせて、電動化戦略をさらに加速させる取り組みを発表した。各市場のニーズにあわせてEVとe-POWER搭載車の普及をさらに促進し、グローバルに開発や生産の競争力を向上させ、同社は「Nissan Ambition 2030」の実現に向けた電動化をより一層推進していく。

2030年度までの電動車両の投入を強化
日産はワクワクする多様なクルマを求めるユーザーニーズの高まりや事業環境の変化に対応し、電動化をより一層推進していくため、「Nissan Ambition 2030」で公表した2030年までに投入する電動車両のモデル数を、従来の15車種のEVを含む23車種から、19車種のEVを含む27車種に増加。この結果、2030年度時点のニッサン、インフィニティの両ブランドをあわせた電動車のモデルミックスは、グローバルで従来見通しの50%から55%以上へと上昇する見込みだ。

2026年度の電動車の販売比率
主要市場における2026年度の電動車の販売比率は、各市場の電動車両の普及の進捗にあわせた最新の見通しでは、以下の水準となる見込み。
・欧州:98%(75%)
・日本:58%(55%)
・中国:35%(40%)
・米国:2030年度までにEVのみで40%以上(変更なし)
※( )内は「Nissan Ambition 2030」発表時点の数字

この結果、2026年時点のグローバルな電動車の販売比率は、従来見通しの40%から44%以上へと増加。また、急速な変化への対応が求められる中国市場向けには、専用のEVを2024年に投入する予定。また、欧州では、確固たる電動化計画を継続して実行するとともに、アライアンスとのより強固な協力関係を推進していく。

顧客価値の創出を向上させるエンゲージメントの強化
日産はパーソナライズされたサービスを通じて、顧客体験をさらに向上させ、長期的なエンゲージメントを実現することを目指している。日産はコネクテッドカーサービス戦略を強化し、車載コンテンツの充実からオンデマンド機能の実現まで、多様化する顧客ニーズに幅広く対応していく。これらをソフトウェア定義車両(Software Defined Vehicles)を通じて実現することを目指しており、e-アーキテクチャーを搭載した「アリア」をはじめ、今後数年間でさらに多くの車種に搭載する予定だ。

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