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BEVで儲けるには10年かかる。テスラはCO₂クレジットでしのいだ 日本勢は?中国は、欧州は?
BEVで儲けるには10年かかる。テスラはCO₂クレジットでしのいだ 日本勢は?中国は、欧州は? | 7枚目の写真(全7枚)
ICE車の人気モデルだった「奔奔(ベンベン)」をBEVに仕立てて売り出したのが2016年。ICE使用の車体後部にLIBを搭載していた。中途半端ではあったが、上海市中心部への乗り入れ規制に引っかからない小型BEVは売れた。
NIOはBEVスタートアップの中では大成功の会社だ。当時、約80社のBEVスタートアップを中国政府が認可したが、そのほとんどはデザインスケッチと実現性の怪しい設計データしか持っていなかった。投資家にデザインを見せて資金援助を乞う方法で成功したのはほんのわずかであり、NIOはそのうちの1社だった。この写真のようなBEVスーパーカーを受注生産して投資を募り、現在はBEVセダンを量産している。
小鵬汽車が2020年モデルとして投入したセダン「P7」は非常に出来が良く、注目度も高い。しかし「売れても赤字」の状態は改善されていないようだ。
フォードがテネシー州に建設中の新しいBEV工場。コードネーム「T3」と呼ばれる新しいBEVピックアップトラックをここで2025年から生産する予定。
VWのエントリーBEVはスペインのセアトとチェコのスコダが生産を担当する。電池工場はスペインのバレンシアに建設が始まり、2026年から生産が始まる予定。「ID.2all」は際廉価版の車両価格が2.5万ユーロを下回る予定で、現在の「ポロ」の2.1万ユーロの2割増し以下に設定するようだ。
フォード・マスタング・マッハE。価格は4.6万〜7万ドルだから、1ドル=130円換算で600〜900万円。バッテリーを増量すると追加で6000ドル(78万円)が必要になる。これでも2023年モデルは値下げされている。
VWグループのセアトはVWのBEVプラットフォーム「MEBエントリー」を使い自社のCupra(クプラ)ブランドからコンパクトBEV「アーバンレヴェル」を投入する。LIBはVWが設立した電池メーカーであるPowerCoが供給する。同時にセアトはVW「ID.2all」の生産も請け負う。
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