なんと!8660万で販売のアストンマーティンDB6も!幕張メッセに極上のヒストリックカーが集結【オートモビルカウンシル2023】

オートモビルカウンシル2023が4月14日(金)〜16日(日)に千葉県・幕張メッセで開催された。会場に展示されていた数多くのヒストリックカーのなかから、選りすぐりのマシンをピックアップしていこう。

展示されているヒストリックカーは購入可能なマシンも多数

4月14日(金)〜16日(日)に千葉県・幕張メッセで開催された「オートモビルカウンシル2023」は“自動車文化を愉しむ”がテーマ。自動車を文化と位置づけ、ヒストリックカーと最新車両の新旧を並べて見比べると各社のもつブランド哲学を感じることもできる。また、展示されているヒストリックカーを購入することが可能なのもオートモビルカウンシルの特徴だ。

ホンダ・SPORTS 360

ホンダ・SPORTS 360

ホンダブースに展示されていた「ホンダ・SPORTS 360」 は、1962年の第9回全日本自動車ショーにおいて、ホンダ初の四輪車として公開されたモデル。こちらの車両のプロトタイプは現存せず、2013年に本田技術研究所で技術伝承を目的にイチから復刻版が製作されたというから驚きだ。
ボディは、当時の写真や現存していた外形線図、S600の測定データなどから再現。フェンダーミラーはSports 360のものを、エンブレムは保存されていたオリジナル品を装着している。エンジンは、ほぼ共通であるT360用をベースに搭載角を変更して搭載し、サスペンションはS500を参考に狭いトレッドに合わせたアームなどを制作、ラダーフレームは現存していた図面から板金で制作している。内装は、インパネをS500用の本体をベースに雑面を書き換え思実に再現し、シートは当時の写真から形状を判断して再現した。ルームミラー、ステアリングホイール、グローブボックスライトなどは保存されていたオリジナル品を装着している。シフトノブは現存していた図面を用いて制作している。

ホンダ・SPORTS 360
ホンダ・SPORTS 360

日産・パオ

日産・パオ

日産ブースに展示されていた「パオ キャンバストップ」は1989年式のPK10型。パオは、Be-1(1987 年発売)に続いて登場した日産の「パイクカー」シリーズの第2弾だ。パイクカーとは少量生産を前提とした遊び心のある「尖った(脱い)」感覚のクルマの総称。パオは1987年の東京モーターショーにコンセプトカーとして出展後、1989年(平成元年)1月に発売されたが、Be-1 とは異なり、3ヶ月間予約を受けた後に全数を生産・納車するという手法が採用された。その結果、総生産台数は3万台に達するほどだった。

日産・パオ

日産・フェアレディZ Version S

日産・フェアレディZ

こちらも日産ブースに展示のフェアレディZ、1998年のZ32型。フェアレディZは1969(昭和44)年の初代・S30型の発売以来、生産累計180万台以上に達する世界有数の量産スポーツカーだ。1989(平成1)年に登場した4代目であるZ32型は、60°の超スラントヘッドランプ、躍動的なキャビンフォワードシルエット、高い運動性能を象徴するショートオーバーハングをもつ、Zの伝統と革新を織り交ぜたスタイリングが特徴だった。

初期は2シーターと2by2(シーバイツー)の2つのボディがあり、のちにZ初のオープンモデルの「コンバーチブル」も追加された。エンジンは230psの3L V6自然吸気DOHCのVG30DE型と、そのツインターボ版であるVG30DETT型の2種類が設定されている。こちらの展示車両は日産社員である若い女性オーナーが丁寧に手を入れていて、この見た目で総走行距離が230,000kmに達しているところも自慢のポイントだという。

日産・フェアレディZ

マツダ・コスモAP

マツダ・コスモAP

マツダブースの1975年式「コスモAP」は、マツダ初のロータリーエンジン搭載車となったコスモスポーツの名前を受け継ぐ高級スペンャリティカー。鮮やかな赤をイメージカラーとしたことで話題を呼んだ。「AP」はアンチ・ポリューション(公害対策)の略で、マツダ独自の公害対策ンステム「REAPS」は、熱反応器(サーマルリアクター)による排出ガスの再焼を中心に、低公害と高出力を両立させた画期的なシステムだった。でコスモAPに搭載した最新の「REAPS-5」では、40%にも及ぶ大幅な燃費改善も実現した。

マツダ・コスモAP

ランチア・デルタ S4 ストラダーレ

ランチア・デルタ S4 ストラダーレ

「ガレーヂ伊太利屋」のブースに展示されていたのは「ランチア・デルタ S4 ストラダーレ」だ。当時、グループBのミッドシップエンジン・リヤドライブ(MR)マシン「037ラリー」でWRCを戦っていたランチア(アバルト)は、4WDマシンの開発に着手。べース車に選ばれたのはランチア・デルタだった。

コード名SE038として開発されたデルタS4は外見こそデルタの面影を残すものの、その中身は全くの別物のミッドシップ・フルタイム4WDとなった。FRP製のボディの下はクローム・モリブデン鋼管のスペースフレームが組まれ、そのミッドにアバルトが開発したオールアルミ製の直列4気筒DOHC16バルブにアバルト製スーパーチャージャー+KKK製ターボチャージャーという2つの過給機をもったエンジンを搭載。

2,500cc以下のクラスに合わせるため、排気量は1,759ccとなっている。過給機を2つ用いたのは発進時〜低回転時のトルクを得るためにスーパーチャージャー、4,000rpm以上の高回転時のパワーを得るためにターボを使用するため。そして、これら2つの過給機を冷却するための三基の巨大なインタークーラーをリヤに搭載している。

グループB規定(ホモロゲーション)を満たすためには連続12カ月で200台生産の必要があったが、実際には70台前後しか存在せず、200台分のボディだけを製作し、ダミーの車台にかぶせて並べて200台とした。との逸話がなんとも当時のイタリアらしい。価格はASKと公表されていないが、かなり高額とのこと。

ランチア・デルタ S4 ストラダーレ
ランチア・デルタ S4 ストラダーレ

アストンマーティン・DB6 ヴォランテ

アストンマーティン・DB6 ヴォランテ

会場で一際高額な価格を付けていたのが、Jaguaria/ワイズが展示する、1967年式の「アストンマーティン・DB6ヴォランテ」だ。「DB6」は1965年〜1970年にかけて生産され、「DB5」の後継モデルとなる。展示されていた「ヴォランテ」は1966年の「ロンドン・モーターショー」で発表された4人乗りのドロップヘッド・クーペ(コンバーチブル)となっている。エンジンは3.6L直列6気筒DOHCを搭載し最高出力282psを発生させた。こちらの車両の価格は、なんと8660万円で販売されていた。

アストンマーティン・DB6 ヴォランテ
アストンマーティン・DB6 ヴォランテ
アストンマーティン・DB6 ヴォランテ
アストンマーティン・DB6 ヴォランテ

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