ジャガー・ランドローバーが新しいコーポレートアイデンティティ発表に伴い「JLR」の新しいロゴを公表

ジャガー・ランドローバーはこのほど、新しいアプローチ「House of Brands(ハウス・オブ・ブランズ)」を体現する組織へ移行する取り組みの一環として、新しいコーポレートアイデンティティを発表した。

「レンジローバー」「ディフェンダー」「ディスカバリー」「ジャガー」の各ブランドはHouse of Brandsアプローチに従ってさらに強化

新しいブランドアイデンティティは、よりクリアで明確な印象を与え、ジャガー・ランドローバー(JLR)の各ブランド(レンジローバー/ディフェンダー/ディスカバリー/ジャガー)独自のDNAを前面に押し出すとともに、モダンラグジュアリーの誇り高きクリエイターになるという同社のビジョンの実現を推進することを目指している。エイドリアン・マーデルCEOはこのように述べている。
「本日、『House of Brands』アプローチの一環として、新しいアイデンティティを発表することができて、大変嬉しく思っています。これは、モダンラグジュアリーなスペースを創出するという、JLRの野心を完璧に表現しています」 

さらに、JLRチーフ・クリエイティブ・オフィサーである、プロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBEはこのように説明している。
「これは、真にモダンラグジュアリーなビジネスを目指す私たちにとって、ブランドを再構築する旅の次の扉を開くものです。新しいJLRのアイデンティティは、お客様に明確なブランドイメージを提示し、私たちの4つの英国ブランドを統合する役割を果たします」

新しいアイデンティティの制作には創造的なプロセスが採用され、JLRの今後の方向性と野心を示すために、エレガンス、モダニティ、先進的なエッセンスに焦点が当てられた。下がっている「J」は、アイデンティティにエレガントな要素を付け加えることを目的としており、よりシンプルになったエンブレムは、リファインメントとモダニティが次の段階へと進化したことを表している。

一方で同社は、「ランドローバー」ブランドが今後も同社のDNAの重要な部分であり続けることを再確認した。ランドローバーは、世界的に有名なヘリテージマークとして未来へと受け継がれ、ワールドクラスの「レンジローバー」「ディフェンダー」「ディスカバリー」の各ブランドを象徴する存在として、車両、ウェブサイト、ソーシャルメディア、ショールームで引き続き用いられる。

ジャガー・ランドローバー(JLR)について

タタ・サンズ傘下のタタ・モーターズ・リミテッドの100%子会社であるジャガー・ランドローバー(JLR)は英国を本拠とし、「REIMAGINE」戦略のもと、デザインによるモダンラグジュアリーというサステナビリティに富んだビジョンを実現する。

英国内にふたつの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有している。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも車両製造工場を展開、7つのテクノロジー拠点を展開している。

2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量実質ゼロにするという目標に向け、JLRは事業の変革に取り組んでいる。承認された科学的根拠に基づく目標を通じて、2030年までに事業とバリューチェーン全体で排出量を削減するためのロードマップを策定。この戦略の中核をなすのは電動化。10年以内に、「レンジローバー」「ディスカバリー」「ディフェンダー」の3つのファミリーにそれぞれフルバッテリー電気自動車(BEV)を取り揃え、ジャガーはすべての車種がBEVとなる見込みだ。

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細田 靖