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こんにちは。【乗り込むシリーズ】です。チェッカーズ(身長184cm、177cmと164cm)の息は合い始めましたが、猛烈な雨男がいることが発覚しました。とにかく取材日のみ豪雨予報……ひとり「晴れ女だ!」と騒ぐ164cmの力かどうかは定かではありませんが、なんとか雨予報をイーブンに持ち込み、曇りで取材スタート。では、雨が降る前にさっさと進めましょう。
今回はコンパクトSUV、レクサスUXをチョイス!
では、サイズのおさらいから
UXのボディサイズは
全長×全幅×全高:4495mm×1840mm×1540mm
ホイールベース:2640mm
サイズ感(だけ。金額度外視)で比較車両を挙げると、メルセデス・ベンツ GLA、BMW X2、アウディ Q3、フォルクスワーゲン ティグアン、スバル XV、マツダ CX30、三菱 エクリプスクロスと選択肢は多い。もちろん、好みと金額の兼ね合いとなるが、とにかくこのクラスは競合車がひしめいているのだ。
ちなみに、各車両のサイズは下記のとおり(カッコ内はUXとの比較数値を記します。ーの場合はUXが大きく、+の場合はUXが小さいことを示します)。
【メルセデス・ベンツ GLA】521万円~(税込※以下同)
全長×全幅×全高: 4410mm×1834mm×1611mm(ー85mm/ー6mm/+71mm)
つまりUXのほうがちょっと大きい(けれど背が低い)。
【BMW X2】496万円~
全長×全幅×全高: 4375mm×1825mm×1535mm(ー120mm/ー15mm/ー5mm)
UXのほうがだいぶ長い。
【アウディ Q3】438万円~
全長×全幅×全高:4490mm×1840mm×1610mm(ー5mm/±0mm/ー70mm)
そしてアウディQ3とレクサスUXのサイズは、高さ以外はほぼ同じ。
【VW ティグアン】407万9000円~
全長×全幅×全高:4515mm×1840mm×1675mm(+20mm/±0mm/+135mm)
こちらもUXと同じような大きさだが、だいぶUXより背が高い。この高さだと機械式パーキングに入らない。
【スバル XV】220万円~
全長×全幅×全高:4485mm×1800mm×1550mm(ー10mm/ー40mm/+10mm)
こちらもほとんどUXと変わらない大きさ。
【マツダ CX-30】239万2500円~
全長×全幅×全高:4395mm×1795mm×1540mm(ー100mm/ー45mm/±0mm)
UXのほうが全長全幅が大きい。
【三菱 エクリプスクロス】253万1100円~(ガソリンモデル)
全長×全幅×全高:4545mm×1805mm×1685mm(+50mm/ー35mm/+145mm)
エクリプスクロスの方が少し長くて背が高い。
UXの価格は2.0ℓ直4NAエンジンの200が397万3000円~、そして2.0ℓの直4NAエンジンにTHS2(ハイブリッドです)を組合わせた250hが432万9000円~。金額度外視で比較車両を挙げたが、スバルXVと三菱エクリプスクロス、マツダCX-30以外はほぼ同じような車両価格帯と考えられる。
身長164cmのドライバーが前後に座ると……後席の膝前は21cm!
164cmが前後であれば、なかなかに余裕の21cmだ。これは長距離でもOKなクリアランスと言っていいだろう。
では、ドライバーが164cm のとき、後席は身長何cmまでイケるか?
184cmの乗員が後席に座ったときの9センチを余裕とみるかどうかは別として、ドライバーが164cm前後であれば、後席にはほぼ不満がない、と言っていいだろう。
身長177cmドライバーが前後に座ると……後席膝前は7cm
7cm。なかなか微妙な数値だが、相当な長距離でない限りはOKと言っていいだろう。
参考までに、177cmがドライバーの場合にほかのふたり(164cm、184cm)でどうなるか座ってみよう。164cmで15cm、184cmだと……指一本分でした。
177cmほどのドライバーの場合、不満なく移動するための後席身長のマックスは175センチあたりか。
身長184cmのドライバーが前後に座ると……後席膝前は2.5cm
もちろんシートバックのリクライニングポジションにもよると思うが、184cmが前後に座った場合のニークリアランスは2.5cm。とはいっても、前後に180cmオーバーが乗り込むことも稀かと思われるので、ドライバーの身長が184cmだった場合のほかのふたりのニークリアランスを見てみよう。
164cm乗員が後席に座ると、膝前クリアランスは15cm。充分だろう。では、177cm乗員の場合。6cm。やはり少々微妙か。脚を組むこともできないし、こちらも長距離は無理ですね。
定員の5名乗車をした場合、後席は?
身長184/177/164cmの大の大人3人が後席に座るとどうなるか?
この3人の組み合わせは、後席の乗員サイズとしてはもっとも大きな組み合わせで、ほぼこんなシチュエーションはないと思われますが、ご参考までに。
乗れます。はい。相当ミッチリしていますが。肩は完全に被ります。冬季は服装がかさばるので完全にアウト。夏季は触れ合いを気にしなければOK。ということで、この身長の3名乗車は例によっておススメしません。なんでわかっていることなのに毎度必ずしますかね、と思われるかもしれませんが、重要なチェック項目なのでご容赦ください。
なにがわかるか。そうです、子どもや160cm前後の乗員が3名、と考えることができるのです。ね、重要でしょ? ではUXは?
おしいっ! センタートンネルがフラットだったら!
UXのセンタートンネル部は、微妙に高さがある。ここがフラットだったらよかったのに! 子ども3人は問題なし、大人ふたりも基本的にはOK。真ん中が子どもであれば、比較的イケる、という評価となるだろうか。
とはいえ、大のオトナ3名が後席乗車、となるシチュエーションは、食事帰りなどの短距離使用と考えると、4人家族の通常使用としては問題なし、と言えるだろう。
それでは居住性から少し脱線して……
リヤゲートの高さはこんな感じ
左から184cm、177cm、164cmの3人が立った状態、164cmでリヤゲートノブに手をかけた状態を見ると少し高めですが、パワーバックドアオープナー(クローザー)がついているので問題なし。ちなみに、カスタマイズで開口高さをガレージに合わせて設定できます。
では、後席の乗り心地は
では、ドライビングインプレッションは巷にたくさん出ているものを参考にしていただきつつ、例によってマイナー感極まれりな “ヒトコト後席乗り心地コメント” です。3名以上で乗車することが多いかたはご参考までに。
後席がひとりの場合、少しふわふわする感じがありますが、概ね○。4名5名乗車であればある程度落ち着くので、後席の乗り心地に不満はない。後席1名もしくは2名乗車であれば窮屈さも感じないため、家族使用、グループ使用で不自由を感じることはないだろう。
しかし、一点。
乗り心地ではないのだが、広義では乗り心地の評価にもなるであろう「音」に関して。前席では気にならなかったものが、後席に乗ると気になった。ロードノイズだけではなさそうな振動音? が着座位置外側の耳につく。クルマの形状上仕方がないものなのかもしれないが、かつレクサスということで高い遮音性を期待していたためチェックがかなり厳しめになってしまったかもしれないが、ここは少々残念ポイントだった。
試乗車は518万4000円。試乗後はかなり満足度高めでした。
最後に。ボディカラーのオススメはズバリ!
高級感をさらに増す「テレーンカーキマイカメタリック」です(ま、個人的な見解ですが)!