マツダブースではSeDVの展示以外にも「走る歓びを、すべての人へ」をテーマとした様々な展示を用意。特別トークセッションも予定
マツダは、1961年に発売した手動運転装置付きの「R360クーペ」以後、福祉車を通じて多くの人に移動の歓びを提供するための活動に取り組んできた。SeDVはその思いを受け継ぎ、ユーザーが自分の意志で移動し、行動することをサポートする選択肢として、手動運転装置を搭載したモデルだ。
マツダは多様なユーザーニーズに応えるため、SeDVのラインナップ拡充に取り組んでおり、第三弾となる「CX-30 SeDV」を来年中に発売する予定。「CX-30 SeDV」は、2021年に発売された「MX-30 SeDV」同様、手で直感的に加減速を行う「アクセルリング」と、「レバーブレーキ」を採用し、意のままに操れる手動運転を実現。また、手動運転とペダルによる運転操作の選択が簡単に行え、友人や家族と運転を交代するなど、運転システムを切り替えてのドライブも楽しめる。
同イベントのマツダブースでは、SeDVの展示以外にも、「走る歓びを、すべての人へ」をテーマとした様々な展示が用意される。マツダの福祉車の歴史を紹介するヘリテージパネルの展示、青山学院大学の学生、パラアスリート、障がいのある方々と共に実施したワークショップの内容を紹介するパネル展示、そして特別トークセッションも予定されている。
■「第50回 国際福祉機器展 H.C.R.2023」マツダ出展概要
① 「MAZDA CX-30 Self-empowerment Driving Vehicle(SeDV)」(参考出品車)
福祉施設訪問等を通じて得たユーザーの声から、新たな選択肢を用意。MX-30 SeDV同様、リング式アクセル、レバーブレーキ、ブレーキサポートボード、移乗ボードの4点などを装備している。
② 「MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle(SeDV)」(市販車)
リング式アクセル、レバーブレーキ、乗降用補助シートなどを装備した車両。運転席に座ったままで屋根上のボックスへ車いすを電動収納できるオートボックス(株式会社ミクニ ライフ&オート製)を装備している。スライド式の機構により、車いすをスムーズに吊り上げ・収納できる。
③ 「MAZDA ロードスター Self-empowerment Driving Vehicle(SeDV)」(市販車)
コントロールグリップ、ステアリングノブと乗降用補助シートなどを装備した車両。マツダが掲げる“人馬一体”の走りを象徴するロードスターを、手動運転操作で楽しんもらうことを目指し開発された。
④ 「MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle(SeDV)」Driving simulator(ドライビング シミュレーター)
ドライビングシミュレーターでは、新たに採用した運転システムによる操作感が体験できる。両手でハンドルを握って加速する新しい爽快感を感じられるよう、MX-30のコックピットに4K映像の美しい体験コースを用意。また、本年度からは新たに市街地モードを追加。より実生活に即したストップ&ゴーの体験が可能になった。
●「青山学院大学 × パラアスリート × MAZDA特別トークセッション」(予定)
・9月27日(水)13:00~13:30/15:00~15:30
・9月28日(木)13:00~13:30/15:00~15:30
・9月29日(金)14:00~14:30