1DINスペースにも大画面が装着できる! “フローティング”タイプのディスプレイオーディオはカロッツェリアか!? アルパインか!? 【CarGoodsMagazine】

設置スペースから飛び出す、立体感を伴う大画面。ナビはもちろん、その流れはディスプレイオーディオにも押し寄せている。

あらかじめ設けられたDIN規格に基部を設けつつ、立体構造のディスプレイ機構とすることで多くのクルマに大画面装着を可能にした「フローティング」構造は、今やナビだけのものではない。ディスプレイをも備えるようになったカーオーディオ機でも、その選択肢は着々と増えている。

バックカメラへの接続も可能で、駐車アシストのガイド線表示もできる。1DINスペース車しかないクルマでも、リヤビューモニターに適応できる点が嬉しい。

より手頃かつ身近なエントリーモデルにも注目

いっぽう、先駆けとなったパイオニア・カロッツェアは、従来機である上級機の『SF700』に続き、スタンダード機となる『SF500』を2023年に追加した。アマゾン・アレクサの内蔵など、一部の豪華機能こそ省かれるものの、逆にウェブリンクへの対応は本モデルのみとなる。これは、USBとBluetoothでスマホと同時接続することにより、対応アプリをディスプレイ上に映し出すことができる仕組み。コスパは高く、入口としてもうってつけとなっている。

carrozzeria『DMH-SF500(実勢価格:8万円/税込)』
モニターの縁は、ブラックとダークシルバーが使われるカジュアルタイプとなる。

多機能・高機能化推進で、さらなる先進性も入手可能に

いち早く対応機をリリースしたパイオニア・カロッツェリアに続き、より進んだ形を提示したのがアルパイン。
『フローティングビッグDA』は9インチモデルのほか、11インチモデルもラインアップ。ホーム画面とは別にサウンドホーム画面も備え、ハイレゾ対応のオーディオ能力を活かす付加価値をも有するほか、アップルカープレイ・アンドロイドオートともにワイヤレス接続も可能にするなど、独自色を強める。

ALPINE『フローティングビッグDA DAF9Z(実勢価格:10万円前後/税込)』
フルデジタルAMPを搭載するハイレゾ対応機。WXGA液晶も搭載するなどAVスペックが充実。シリーズには、別途11型もある(DAF1Z/実勢価格:11万円前後/税込)。
市販ディスプレイオーディオでは唯一となる、Apple CarPlay・Androido Autoのワイヤレス接続機能。イニシャルの設定を済ませれば、以降はスマートフォンを車内に持ち込むだけで、自動的に接続状態になる。

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