「M2」の最速・最強モデルは3.0L直6ターボ搭載で最大510psを発揮!
BMWの2ドアスポーツカー、「2シリーズクーペ」の最上位モデルとなる「M2」の最速・最強モデルとなる「M2 CS」プロトタイプをカメラが捉えた。導入が確実となった最新モデルは、改良された3.0リットル直列6気筒ターボチャージャー「S58」エンジンにより最大510psへと出力を向上している。
凍てつくスカンジナビアの湖で捉えた開発車両のフロントエンドには複雑なエアインテークがいくつも配置しているが、以前のプロトタイプにあったフロントスプリッターが見当たらない。おそらく、雪堤によって破損する可能性を避けているのだろう。
足回りには20インチの827Mホイールを装着、赤いブレーキキャリパーも見てとれる。後部では、「M3 CSL」や「M4 CSL」と同様に、「E9」からインスピレーションを得たダックテールスポイラーを装備しているほか、バンパーには、クワッドエキゾーストパイプがインストールされている。
市販型では、先代同様にチール製の半分の重さの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製フードやルーフを採用、ャープな運転を可能にするサスペンションの調整が行われることが濃厚だろう。
インテリアには、アルカンターラの室内装飾、CFRPコンポーネント、そして多くのCSバッジを配置、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのインフォテインメントシステムが搭載される。
ベースとなるM2では、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力459ps、最大トルク550Nmを発揮する。一方CSでは、改良された「S58」エンジンにより最大510psへと向上すると見られる。現段階で8速オートマチックトラックは確認されているが、6速マニュアルトランスミッションは未確認となっている。またM4 CSでは、xDrvie全輪駆動が予定されているが、M2 CSは後輪駆動となる。
BMWピュア「M」最小であり最強となるM2 CSのワールドプレミアは、2024年内とも伝えられているが、遅れれば2025年前半となり、限定生産になることが予想される。