市販のカセットコンロ用ガスカートリッジを使用するポータブル発電機・AQCCESS『カセットガス発電機』【CarGoodsMagazine】

2024年は新年早々、北陸地方の大震災で自然災害の恐ろしさを改めて思い知らされた。避難生活において衣食住はもちろん、もうひとつ大切なことが“電気”の確保だ。我々現代人にとって、災害時の情報は非常に重要。テレビやラジオだけでなく、スマホやパソコンを稼働させるためには電気が絶対必要なのだ。そこで活用されるのがポータブル電源や発電機だが、災害時には充電することも難しくなるので、燃料さえあれば電気を供給できる発電機が災害時には重宝される。そこで今回テストしたのがカセットガス式の発電機だ。

1.5Kwの定格出力で非常時も大電力を確保できる

日本アクセスが新たにリリースしたカセットガス発電機『AQ1700GB』は、市販のカセットボンベを燃料にできる発電機だ。ハロゲンヒーターや電気毛布などにもしっかり電源を供給できる定格出力1.5Kwのハイパワーで、AC100VのほかUSB出力やアクセサリーソケットも装備。USB電源やDC/ACインバーターなどを用意する必要なく、望みの電源を引き出すことができるのだ。

AQCCESS『カセットガス発電機 AQ1700GB(実勢価格:7万2000円前後/税込)』

初めてでも簡単に始動できて安定した電源を安全に供給できる

カセットガス発電機の最大のメリットは、ガソリン燃料に比べて保管や取り扱いが簡単ということ。カセットガスなら家庭用として常備している家庭も多く、多くの自治体がカセットガス発電機を非常用備品として導入を進めているほどなのだ。

使用方法は電源をオンにしてチョークを引き、リコイルスターターを勢いよく引っ張ればエンジンが始動と、一般的なガソリン式発電機とほとんど変わらない。しかし燃料補給はカセットガスボンベを差し込むだけと、非常に安全に扱えるというわけだ。

カセットガスをしっかりと押し込んで装着する。中身はカセットコンロ用と同様のブタンガスだ。

ガスボンベは2本内蔵できるほか、外部ガスポートも装備。長時間の連続使用も可能にしている。電源出力はアース端子付きのAC100Vコンセントを2口内蔵。正弦波出力で幅広い電気製品を使用できる。そしてDC12Vアクセサリーソケット1口とType-A USBポート2口も装備。複数の電気製品を同時に使用できるが、使用する機器のワット数を計算して容量オーバーにならないよう注意しよう。

カセットガスをしっかりと押し込んで装着する。中身はカセットコンロ用と同様のブタンガスだ。
DC12Vアクセサリーソケット1口とType-A USBポート2口も装備。

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