フィアットの商用EV『E-デュカト』が『サステイナブル・トラック・オブ・ザ・イヤー』受賞!!

フィアット『E-デュカト』が2022年『サステイナブル・トラック・オブ・ザ・イヤー』のバン部門受賞

受賞したフィアット『E-デュカト』。
プロの自動車評論家などによって選定された優秀な環境対応商用トラックを表彰する2022年の『サステイナブル・トラック・オブ・ザ・イヤー』のバン部門を、フィアットの『E-デュカト』が受賞した。
フィアット『E-デュカト』。

『E-デュカト』はプジョー・ボクサーⅡやシトロエン・ジャンパーⅡと兄弟車になるフィアットの大型バン『デュカト』の、2020年3月に登場した第3世代後期型をベースに作られた商用純EV。『デュカト』そのものは、今年で発売40周年を迎える商用バンのベストセラーで、日本国内でもキャンピングカーのベース車として並行輸入されていることで知られている。

『E-デュカト』はサイドレール間の距離が広く取られた「オールフォワード・アーキテクチャ」と呼ぶプラットフォームの採用により、床下に適切に駆動用バッテリーを収納できるため、重量配分の最適化と重心を低くすることが可能となり、車両の操縦性を向上させることが可能となっている。また、最大90 kW(約122 hp)の出力と最大トルク280 NMを発生する電気モーターは同車のディーゼルエンジン版と同等の性能を達成し、0-50 km / h加速は5秒。

駆動用バッテリーは47kWhと79kWhの2つの容量の物が用意されているが、47 kWhのバッテリーではWLTPサイクルで最大170 km、シティサイクルで最大235kmの航続が可能であり、79 kWhのバッテリーならWLTPサイクで最大280 km、シティサイクルで370kmとなる。なお、30分の充電で100km航続が可能だという。

『E-デュカト』のバッテリー監視モニター

また、パフォーマンスとコストを適切にバランスさせる「ノーマル」、エネルギー節約に働く「エコ」、非常に重い荷物を運ぶ必要がある場合などに用いる「パワー」のほか、バッテリー残量が少なくなると自動的に作動し、車両性能を制限してバッテリーを8〜10%長持ちさせる「タートル」、残エネルギーのあるバッテリーモジュールと切り替える「リカバリー」のドライブモードが設定されている。

これらにより、専門家や評論家から高い環境対応性能と実用性の両立が高く評価されたことが受賞の理由だという。

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