復活したM5ツーリングで未知の市場に挑む!
M5ツーリングは、1992年の「E34型」から2007年の「E61型」まで設定されていた高性能ワゴンだ。しかし、この第4世代を最後に販売終了し、現在はコレクターズアイテムとなっている。また、これまで米国市場への導入はなかったが、16年の時を経て第8世代で復活を果たすとともに米国に進出、新たな市場開拓へ挑戦する。
M5ツーリングは、M5セダンの足跡をたどるデザインを採用。強化されたバンパー、幅広のフェンダー、軽量ホイール、そして必須のクワッド テールパイプ エグゾースト システムを特徴とするアグレッシブなエアロパッケージを備えるほか、黒いカーボンファイバールーフが採用される可能性もあるようだ。
インテリアは標準ワゴンからほぼ引き継がれているはずだ。これは、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムが期待できることを意味する。
またフラットボトム・ステアリングホイール、ミニマムなセンターコンソール、最大60立方フィート(1,700リットル)の荷物を収納できる広々とした荷物室を備えるが、この数値は最大62.7立方フィート(1,775リットル)のギアを積載できるX3 Mとほぼ同等だ。
パワートレインは、「XM ラベル」を反映した4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジンと、29.5kWhリチウムイオンバッテリーパック、デュアルモーターを搭載。8速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、最高出力は748ps、最大トルク1,000Nmと噂されている。これはライバルの1台となるアウディ「RS6アバント」の最高出力630ps、最大トルク849Nmを圧倒する数値だ。
M5ツーリングのワールドプレミアは、2024年内が確実視されている。