上質さを増す近頃のカーインテリアには、通常の素材とは違う専用の生地が使われるケースが増えている。それは後付けのパーツも同様であり、カスタムメイクとしても一般的になりつつある。
特殊な質感を持つだけに、単に汚れ落としだけといっても、使う液剤には気を遣ってしかるべき。やり方を誤ると、独特の風合いや毛並みを損なうことにもつながる。高級な生地であるほどに、一度与えてしまったダメージは復元も難しいだけに、慎重な対応が必要になるのはいうまでもない。
汚れだけを落として風合いや質感はそのままに
本革はもちろん、スエード調の人工皮革などがその代表例になるだろう。両者共に対応するメンテナーが用意されているので、そこまで身構える必要もない。高級生地対応だけに値こそ張るものの、単なる汚れ落とし効果だけに留まらず、消臭剤が配合されるほか、劣化を防いで風合いを保つ保護効果なども期待できるので、明確な施工感をも得ることができる。