ヴェゼルe:HEV 長期レポート | 新型でちょっと不満なところ。ティッシュボックス、どこに置く?

最高37.5km/ℓ! 燃費が良くなった新型ヴェゼルe:HEV。でも、カップホルダーは先代の方がいい

富士スピードウェイにて富士山バックに近影
なかなか走行距離が伸びなかった筆者の新型ヴェゼルも、緊急事態宣言も解除されたこともあり、10月以降は遠出する機会も増えた。とはいってもこのコラムを書いている時点でちょうど3900km。納車後5カ月を過ぎたにしてはたいしたことはないのだが…。今回は、使い勝手で気になったところを報告する。
TEXT & PHOTO◎山上博也(YAMAGAMI Hiroya)

10月は初めて月間走行距離1000km以上を走破した。今後も同じようなペースで走行距離が伸びそうだ。

移動は高速道路主体なので全車速追従になった新しいホンダセンシングに助けられ、またスムーズで静かなパワーユニット、e:HEVのおかげで疲れを感じずドライブできる。あらためて新型ヴェゼルに換えて良かったと感じている。

ただ長距離を走ると使い勝手で気づくことも多くなってきた。筆者的には、先代ヴェゼルの方が良かったかなと思うものが幾つかある。他の人にはきっと取るに足りない子細な部分ではあるのだが……。

新型ヴェゼルの座りの悪いカップホルダー
新型ヴェゼルのカップホルダー 置き方によっては斜めになってしまう。
先代ヴェゼルのセンターコンソール含めたインテリア全体観

まずはセンターコンソールのカップホルダーだ。そう2月の先行撮影会の機会にインテリアを見て、すぐさま「質感低くっ」て感じたカップホルダー。先代ヴェゼルのカップホルダーは、側面がソフトパットで上面はピアノブラック仕上げでちょっと高級感(?)があった。新型のカップホルダーのハードプラ然とした質感の低さはさておき、その使用感にちょっと不満を感じる。皆さんも長距離を走る時はペットボトルなどの飲み物を持ち込んでいると思う。そのペットボトルなど飲み物を置いた時の座りが悪い(保持が悪い)のがどうも気になるのである。何が気になるのか具体的にいうと「真っ直ぐ立たない」「グラグラする」のだ。少し細いタイプのボトルや残量が減って軽くなってきたものなどが、ちょっと斜めになってしまうのも気になる。またショートタイプのドリップコーヒーのカップを置いた時はカップホルダーのふちとコンソール部が面一になり取り出しづらい。

筆者が気に入っていた先代ヴェゼルのカップホルダー

機構がわかりやすい写真が手元になく詳細をお見せできないのは残念だが、先代ヴェゼルでのカップホルダーは2段式(2階式)となっていて、500mlなどのペットボトルはそれを押し込むことで上の段が扉状に下に開きすっぽりきっちり収納され、またドリップコーヒーのカップは押し込まず上の段に置くとこれまたぴったり収まるというギミック構造の優れものだった。飲み物自体もコンソール一体型のカップホルダー内に上手く隠れ、横からはあまり見えないというのもスタイリッシュで良かった。先代購入当初は上面のピアノブラック部分が傷だらけになるのではと懸念したが、そんなこともなく質感の高い良いデザインのコンソールだったことが思い返される。

置いた時に剛性感?を感じないちょっと不満(不安)のある新型ヴェゼルのカップホルダーだが、改良されている部分もある。開発担当者がコメントしていた通り、後ろにあり取りづらかった先代の位置が、新型では取りやすい位置なっている。が、前方に移動してきたことでシフト操作の邪魔になることを考えてのだろうか、収納部の高さを抑えたことがホルダー形状に影響を与えて、筆者の不安感?につながっているように思う。どうだろう?

先代ヴェゼルのフローティングコンソール、サイド部にスマホが置けるの良かった

もうひとつ。コンソール系で先代の方が個人的に良かったと思うのが、シフト下部分が空洞になっているフローティングコンソールだ。

空洞部分は割とスペースがあり、筆者の場合ケース入りサングラスとティッシュペーパーを置くのに重宝していた。フローティングコンソールは、言うなれば単なるスイッチであるスティック状のシフトレバーだからなせるもので、新型ではごく一般的なストレートのレバー式を採用したので物理的にフローティングは難しくなったのだろう。また後部座席へのエアコン吹き出し口の流通経路を確保する必要もあるのだろう。新型のストレートタイプのシフトは先代と違ってポジションを間違うこともなく筆者も今回の採用は賛成する。しかしティッシュの置き場所がないのも少々困る。

ものが目立たず置けて良かったフローティングコンソール空洞部
新型ヴェゼルのグローブボックスにティッシュを入れてみた様子
新型ヴェゼルのエアコンパネル下のポケットにティッシュを入れた様子。使い勝手は悪くはないが、見栄えが悪いのが気になる。
ドアポケットにティッシュを入れた様子。雨の日など開け閉めの際濡れてしまうのが気になる。

新型では筆者愛用の箱無しティッシュがちょうどエアコンパネル下のポケットにピッタリ入るのは良いが丸見えなのは興醒めだ。かといってグローブボックスに入れるのも運転席からは遠いし、フタを開けるなど運転中は危ない動作がともなう。ドアポケットに縦で入らなくはないが、外への開閉部なので汚れが気になる。ティッシュ置き場など大きな問題点ではないものの花粉の飛び交うシーズンは近くて取り出しやすい場所にあってほしい。でも目立たないところに置きたいという筆者の要望に先代のフローティングコンソールのスペースはおあつらえ向けだったのである。このちょっとした子細な不満は筆者だけのもの。また先代と比べてのものだ。クルマの使い方は人それぞれだろうからつまらないこと書くなと怒られるかもしれないがそこはご容赦いただきたい。

今のところ不満点らしいのはそのくらい。乗り換えたことにかなり満足している。淡々と走ると燃費も良く、条件が良かったのだろうが26kmの距離を平均燃費37.5km/ℓという今までの最高を記録した。11月の平均燃費も高速主体の走行のおかげで21.0km/ℓとすこぶる良好だ。とはいえ同一車種ランキングでは21027人中9542位とまだまだ真ん中位だ。新型ヴェゼルの燃費は本当に良くなっているのを実感している。先代ヴェゼルでは寒くなると15%くらい燃費が落ちたが新型はどうだろうか。検証できたらこのコラムで報告したい。早いもので先日、ディーラー担当者から6カ月点検の案内が来た。その点検時に気になることがあったら、そちらも報告させていただくつもりだ。

11月は3回もツインリンクもてぎに出かけることとなった筆者のヴェゼル

著者プロフィール

山上博也 近影

山上博也

フォトグラファー。札幌市出身。株式会社ヴュー代表でWEB・DTPデザイナーだったりもする。
幼少より好き…